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NO.164 2007年11月22日
発行:日本共産党上田市議会議員
金 井 忠 一
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/

長野県後期高齢者医療制度「運営協議会」開催される

・・・県内1人当たりの平均保険料は年額65,017円(月額5,418円)になる・・・

長野県の保険料は国の平均より低いが・・
11月8日、長野県後期高齢者医療広域連合において、「運営協議会」が開催され傍聴しました。
委員12人中10人が参加して行われ、議題は保険料について、保険事業について、給付事業について、広報について、今後のスケジュールについて協議がされました。

75歳以上の高齢者の来年4月からの平均保険料は年額65,017円(月額5,418円)で国の年額74,400円を下回りました。
広域連合では、長野県の老人医療費が68万7,604円で全国平均83万4千円と比べて低いことを理由として挙げています。
上田市の年金受給者の平均月額は49,990円であります。年金からすでに天引きされている介護保険料平均月額4,052円と、今回の医療保険料の合計で月約1万円もの保険料が年金から天引きされることになります。
11月27日の広域連合議会で決定されます。

長野県後期高齢者医療広域連合議会議員定数2人欠員に
7月に開催された広域連合議会臨時会後4ケ月で、長野市議会議長、原村村長は選挙や任期満了で、すでに長野県後期高齢者医療広域連合議員ではなくなり、2人欠員になってしまった。 
規則では6分の1の欠員(3人)になると補充の選挙になることになっている。 しかし、16人の定数がなんと4ケ月で2人欠員になる異常さである。今後も首長や議員の選挙により欠員になっていく予定である。そのたびに3人欠員になれば補充選挙である。 長野県後期高齢者医療後期連合の議員は、市長から3人、町村長から3人、市議会議員から5人、町村会議員から5人の16人が選挙で選出されている。しかし、このままでは、2年間の任期を満了する議員は何人にいるのだろうか・・。

11月27日の長野県後期高齢者医療広域連合議会は医療保険料を決定する重要な議会でありながら、2人欠員の14人で行うことになる。 長野県は81市町村あり、地域が広いのにもかかわらず、議員定数は16人であり、議員も地域的に偏り、多くの市町村の意見は反映されない現状がある。 
このように、議会を軽視し、住民の声を無視したような規則を決めたことは問題である。連合長(長野市長)の責任は重い。

全国では、すべての市町村から議員を出している県もある。
長野県下81市町村の意見が反映できるような議会になる
ためにも、規則の改正をするよう声を挙げていく必要がある。

日本共産党「上田市議会議員団」行政視察行う

・・・群馬県高崎市、千葉県木更津市、岩手県陸前高田市・・・11月5日〜7日

高崎市 人口 318,394人 高崎病院への支援について
独立法人国立病院機構高崎病院新棟整備工事概要
・ 延べ面積 33,560.94u
約3分の1に当たる11,162.47uについては、高崎市が「(仮称)高崎地域医療支援センター」として設置
・ 建築規模 地下1階、地上7階
・ 病床数 451床
・ 診療科 内科、※心療内科、精神科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、※形成外科、産婦人科、リハビリテーション科、耳鼻いんこう科、眼科、放射線科、※歯科口腔外科、麻酔科  ※新設
・ 事業費 90億円
・ 工事工程 本体工事 平成19年6月から21年9月
公の施設「(仮称)高崎地域医療支援センター」の概要
国立病院機構高崎病院の建て替えに併せ、唯一の公的中核病院である高崎病院と連携することにより、医療機能の充実や必要な救急医療体制の整備を推進しようとするもの。具体的には、高崎市が国立病院機構高崎病院内に地域医療の支援を目的として、公の施設「(仮称)高崎地域医療支援センター」を設置し、それを国立病院機構高崎病院がノウハウを活かしながら自らの病院と一体的に活用することにより、地域医療の充実強化を図ろうとするもの。
・ 延床面積 11,162.47u
・ 構造 鉄筋コンクリート造(免震構造)
・ 建設費 約30億円(全体工事費 約90億円)
    30億円のうち20億円は県の補助
・ 工事施工  設計、工事施工、管理は国立病院機構高崎病院が行い、高崎市が併設する公の施設は工事委託とする
・ 充実、強化される諸機能
@ 救命救急医療・救急センターの充実
A 周産期医療(産婦人科、小児科)の充実強化
B 呼吸器疾患等専門医療の充実強化
C 診療科の充実(心療内科、形成外科、歯科口腔外科の新設)
D 地域医療連携の推進強化
E 地域医療支援機能の充実強化
F 市民の検診センターの設置
G 患者のアメニティの確保

・長野病院も上田地域の中核病院にできる可能性が・

高崎病院の建て替えに併せて、総務省とも何回も協議して、「国への自治体からの寄付禁止」(財政法)をクリアーした。 
新築される高崎病院の3分の1のお金を市が支出して、地域医療を充実していこうとしている。日本では初めての取り組みである。

長野病院も高崎病院と同じ独立法人国立病院機構の病院であります。上田市も方策を考えれば、住民が心配している長野病院の体制を、24時間安全安心の上田地域の中核病院にすることができる方法があると強く思いました。

陸前高田市 人口 25,448人 
陸前高田市の市長は、共産党の市議会議員4期目の任期途中で市長選に立候補して当選し、今年2月の選挙で再選された市長であります。
農業と林業、水産業を基幹産業として位置づけて力をいれている活気ある市でした。 国の「三位一体の改革」で地方交付税のさらなる抑制、国庫補助負担金の大幅な削減の元で、的確な財政見通しを行い、行財政改革プログラムを策定し、職員と苦労を共にしながら事業を推進していました。


陸前高田市役所前 左から久保田、金井、古市、渡辺=11月7日
今月の予定
11月 22日 上田市東御市真田共有財産組合議会
23日 後期高齢者医療制度を考えるシンポ(佐久市)
信濃国分寺復興会「定期総会」(国分寺 客殿)
24日 新制度でどうなる高齢者の医療(下室賀コミュニティ)
25日 第3回うえだ給食まつり(モルティしおだ)
上田市の教育のこれからを考えるシンポ
26日 上田市議会12月定例会召集
神川地区自治会連合会正副会長会
27日 長野県後期高齢者医療広域連合議会(長野市)
29日 国分自治会代議員会
12月 2日 日本共産党暮らしの講演と懇談の集い(東御市)
「後期高齢者医療制度シンポジウム」(長和町)
国分自治会役員及び隣組長「合同慰労会」
3日〜5日 市議会一般質問
7日 市議会「厚生委員会」、国分自治会代議員会
11日 東信医療生協と上田市健康推進課との懇談会
12日 長野病院地域医療諮問委員会(長野病院会議室)
15日 女と男うえだ市民の会・第3回例会(プラザ・ユー)
国分自治会「臨時総会」
17日 市議会最終日(委員長報告、質疑、討論、採決)

10月の生活相談の主なこと(34)

☆ 会社を退職して専業農家をしている。土地(田)が思うように集積できない。・・農業委員会と、農政課、JAと共に本人も含めて相談。来年に向けて、これから貸し手を捜していくことに。
☆ 投資話に引っかかり、サラ金等2千万円の借金になってしまい、返済ができない。どうしてよいか判らない・・・「サラ金・多重債務者の会」を紹介し司法書士と相談し解決することに。
☆ 現在彼女と同棲している。彼女が元夫との縁が切れていないようで、精神的にもおかしくなっていて困っている。・・・きちんと話し合いをして清算するよう助言をする。

知って得するコーナー(49)

65歳を過ぎて体の悪い人は早めに介護認定を
 年をとってきて身の周りのことを一人でできなくなったりした場合には、早めに介護認定を受けましょう。 買い物や、食事の支度、部屋の掃除などのホームヘルプサービス、デイサービスやデイケア、入浴サービス、施設の入所などできます。
色々なサービスを受けることができます。大変なときはどんなことでもお気軽にご相談を。
お問い合わせ・・高齢者介護課
ひ と こ と(忠)
子どもと孫達と「すき焼き」を食べる
我が家で長女、長男夫婦と孫4人の10人で「すき焼き」をおこなった。米の収穫も終わり、寒くもなってきたので、夜長のひと時をたまには近くに住んでいる子どもや孫となべを囲もうと計画した。
普段はお互いに子育てや、議員活動で忙しくて、ゆっくりと話したり食べたりできないので、いい機会であった。孫の小学校のことやクラブのこと、保育園でどんな遊びをしているかなど聞きながら、秋の一夜を過ごした。今日の社会は忙しく動いていて、親子や兄弟との会話も十分にできない状況である。立ち止まって健康のことや、孫の成長を実感できることはありがたい。 ともかく、健康でみんな仲良く過ごしていければと願うひとときであった。