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信越病院(信濃町立)では病院と町、町民が一体となり新たな医師7人確保・・医師の確保に向けて、住民の力を借りるため「出前講座」開催や病院のホームページでの募集も行う・・共産党議員団で信越病院の行政視察を行う1月31日、信濃町立「信越病院」の視察を行いました。この病院は、県下初の自治体病院で53年前に設立されました。医師不足と経営難に悩んでいる中で、平成17年度になり医師7人の中で、病院長をはじめ3人の医師が退職し、土曜休診、救急指定病院の返上などを余儀なくされて、患者が減少するという悪循環になってしまいました。 残った医師は3人で32時間連続勤務を周一回こなすという過酷な状況になりました。 実態を町民にオープンにして住民の力を借りる「こうなったら、もう、病院や町の力だけでどうにもならない。実態を町民にオープンにして町民の力を借りよう」と病院の事務長や職員が町民の中に飛び込み、直接ひざを交えて病院いのことを一緒に考える「出前講座」を開催しました。 北海道から九州まで行脚(あんぎゃ)「家の親戚にこういう人が」「知人にお医者さんがいるが、どうだろうか」・・こうした取り組みを通じて、町民のみなさんから50件近い医師の情報が寄せられました。そして、その情報を頼りに北海道から九州まで行脚しました。しかし、全国的な医師不足の中でそう簡単には進みませんでした。平成18年度に面会した医師は約70人にも上りました。 引き続き平成19年度も14人に話しをしてきました。 又、病院のホームページも立ち上げて全国に発信してきました。 全国から7人の新しい医師が確保される事務長さんたちは、お金にものを言わせるようなことはせず、「うちは小さいしあまりきれいでもない病院です。スーパーマンがほしいのではなく、みんなで力をあわせて地域医療に取り組める人がほしいのです。」と訴え続けていきました。あらゆるつてを使ってお会いし、熱意を持ってお願いし、ついに平成19年度は5人、20年の4月からは2人(39歳と34歳)の新しい医師が赴任することになりました。 念願だった整形外科や救急指定病院も復活しました。現在医師は12人で7診療科になり、脳ドッグも開設することが出来ました。 取り組みの内容を熱っぽく語ってくれた病院事務長の、「県や大学医局に頼っていただけでは今日の事態は打開できない。自力で頑張らなくては。」という経験に裏付けられた言葉に勇気づけられ、雪深い「小林一茶の町」、信濃町を後にしました。 上田市でも病院と行政と市民が一体となった取り組みを上田市でも緊急の課題になっている産院や長野病院の医師確保問題も、県や信大病院にただお願いしているだけでなく、市民の力もお借りして、一体となった継続的な医師確保の努力を市長先頭にすれば、展望が切り開かれてくるではないかと思います。雪に埋もれた「信濃町立信越病院」:1月31日、玄関前で |
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上田市産院と長野病院について・・金井忠一議員の市議会「全員協議会」での質問と答弁(要旨)・・1月15日に臨時市議会が開催されました。これに先立って1月7日に議長に対して「長野病院と上田市産院に関する緊急質問」の通告をしましたが、議会運営委員会において承認されなかったため、議会終了後の「議員全員協議会」において行った金井忠一議員の質疑の内容をお知らせいたします。上田市は長野病院建設に対する関連事業に30億円支出(問・・金井議員)長野病院は平成9年7月1日に旧国立長野病院と旧国立東信病院を統合して、長野県域を主たる診療圏として高度の総合的治療を行う施設として整備された。今まで上田市は、旧国立長野病院の跡利用として10億円、旧国立東信病院の周辺整備として20億円の巨額の費用を費やしている。長野病院の麻酔科の充実と産婦人科医の全員引き揚げについて、長野病院は当事者としてどのような努力をしているのか。 (答・・健康福祉部長)国立病院機構本部の理事長が長野病院を訪問して、対応について協議した。理事長、長野病院長で昭和大学を訪問し、引き続きの依頼についての要請を行った。 そほか、国立病院機構としての医師派遣、国立国際医療センター院長への要請等々、大学病院、その他の病院等国立病院機構内での要請等をおこなっていただいている状況である。 長野県は責任をどのように果そうとしているのか(問・・金井議員)長野病院は平成14年11月14日に、地域医療支援病院として長野県知事の承認を受けている。それに基づいて第4次長野県保健医療計画に定めて、第2次保健医療圏、いわゆる上小地域においてこの上小地域の地域医療を行う病院や診療所を支援する地域の中心となる病院であります。長野県は、今回の事態について、その責任をどのように果そうとしているのか。(答・・健康福祉部長)県全体の大きな課題であるということで今までも対応策等をとってきていただいている。国への要望を初めとして、首都圏大学への要請又は医師確保対策としての研修資金、奨学資金及び設置等々の対策をしていただいている。 昭和大学への依頼、信大病院への依頼又は協議について、県も同席して市と一緒に対応をしていただいている。 佐久病院も長野病院からの患者でドミノ倒しでつぶれる (問・・金井議員)佐久病院の産婦人科は現在4人しかおらず、里帰り出産も受け付けていない状況である。上田地域からのハイリスクの患者が来ても、とても対応できないと聞いている。 このままでは、佐久病院も長野病院からの患者でドミノ倒しにつぶれるではないかといわれている。長野県の12月議会で県衛生部長は、佐久地域や長野地域の病院の協力を得て対応していくと答弁しているが、病院の了解はとってあるのか。 (答・・健康福祉部長)現在確認はとってない。県でしかるべき指示をしていただき対応したいと県にはお願いしてきた。 一つの医療機関が立ち行かないということになると、次々に連鎖反応が起きていってしまうという状況でありますので、市としては、なんとしても現在の状況を維持したいというように努力したいというのが、現在の対応というように心得ている。 上田市産院の耐震調査、新築の計画はあるのか(問・金井議員)建築後40年になる産院は地震等の耐震対策上問題はないのか。又、今後の建設計画もなしに運営していくことが出来るのか。(答・・健康福祉部長)現在のところ耐震については検査もしてありませんし、まだ調査をするという状況にまでいっておりません。 産院が継続していくためには、ハイリスクの取り扱いが必須であります。麻酔科医師を含めた小児科医、産科医の充実が必須であると考えている。さらに、産院については、大学病院等の継続的な医師の派遣がいただけるということも条件である。これがなされないということになれば、建設又は将来見通しというものも、非常に立てづらいという状況である。 それらの課題や条件の克服をクリアしていくために、今後は努力していくべきと考えている。 地元選出の国会議員はどのような行動をしているのか (問・・金井議員)要望を申し上げます。 今回の長野病院の問題は独立法人国立病院機構の問題であり、国の範疇(はんちゅう)に属する問題であります。県や市町村や議会が一生懸命頑張ってもおのずと限界があり、国政に携わっている国会議員の力が必要であります。地元上田地域から選出の国会議員の対応と行動についてまったくわかりません。一番効果的な対策や方法、行動をしていただくよう切に要望いたしたい。 1月の生活相談の主なこと(37)☆ し尿処理の仕事をしてきた事業者が、下水道の普及により仕事が減少し、生活できなくなってきている。車の転廃交付金いついて、し尿事業協同組合より、なんとかしてもらいたい旨の要請。・・・市民生活部長、生活環境課長と話し合いながら今後話を詰めていくことに。☆ 「後期高齢者医療制度」について学習会を行いたい。・・・生塚自治会老人会、神川地区福祉推進委員会、坂城町新婦人の会、上田市職員労働組合などで講師を行うこと |
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