さてさて。というかこの書き出しも懐かしいな。前がレビューとなぜなにだから、実に2ヶ月半振りですか。
月日の経つのは早いものです。
置いといて。
コナミ版の翼、続編がGCで出ましたね。ちゃんと買いましたよ。翼マニアとして。
無論事前情報の収集も前回同様行いました。結果的に無駄でしたが。
何故無駄だったかというと、流石にPS版で見切りを付けた方が多かったらしく、フライングゲットがいなかったからです。
というか皆さん、多分今回も酷い出来だろう、という方向の話で盛り上がっていました。
心の中で同意しつつ、何故か今回も俺は買う決心を固めていました。 何だか癖になったようです。
クサヤにはまる気持ち、みたいなものでしょうか?今度はどのくらい酷いのか、見たくて堪らなくなったのです。
何も使わずに、それでも 既にトリップしてる 俺は、発売日にちゃんとソフトを手に入れました。
「出荷本数も少なそうだし、もしかして売り切れて手に入らないのでは?」なんて要らない心配もしましたが、
もちろん、杞憂でした。というか、陳列棚の見た目からして買ったのは間違いなく俺だけのようです。
期待以上だぜ!!
置いといて。
早速プレイを始めます。システム的にはどうやら、パワプロのサクセスモードがベースのようです。
俺、パワプロのサクセスやったこと無いので、画面が似ている程度の認識ですが。
試合場面は、テクモ翼の5に近い感じです。いろいろと違う点はありますが。
必殺技システムは、PS版のものを受け継いだようです。時間経過と共にポイントがたまり、ある程度たまると各種の必殺技が使える形式です。
ストーリーはユース編がベース。主人公は全日本ユースにテスト入団したオリジナル選手。
主人公のポジションは最初に自由に選べます。FWにしました。「隼うんちゃら〜」とか言ってる人の代わりにレギュラーを狙おうと思って。
何でも試合形式の入団テストで、「たまたま自分のところに転がってきたボールを」「いいかげんに蹴ったら」「たまたまゴールが決まって」
合格できたそうです。何てこった。やっぱりテストのときのGKは 森崎 だったんでしょうか?
設定からしてやる気がありません。これはイケそうです。
さて、ゲームを進めます。まずはユース大会一次予選に向けて合宿に参加し、主人公を鍛えていくことになります。
一週間分のトレーニング内容を決めて、休日まで進め、休日の行動を決めて、の繰り返しのようです。
選んだトレーニング内容で伸びる技能が変わります。
また、体力・コンディション・モチベーションのパラメータがあり、怪我のしやすさや、練習成果に関わってきます。
定期的に休息をとり、体調を整えることも大事です。
一ヶ月に一回、試合形式の練習があります。(普段のコマンドでも選べますが、それとはまた別物です)
技能をまとめて伸ばすと共に、試合にもなれることが出来る大事な練習です。
って、まともなゲームみたいじゃないですか。生意気な。お前はそれでもコナミの版権物か!!
置いといて。
取り乱しました。意外に普通のゲームだったのですよ、これが。
もっといいかげんな作りだと、思っていたのですが。前が前ですからね。
まぁ、それならそれでも良いです。ってか、その方が良いです。
やっと 毒が抜けてトリップから醒められたようです。 さらにゲームを進めます。
お風呂や川原などで松山や反町や井沢とかに薀蓄を聞きながら(そういうイベントがあります)、着々と実力を付けていきます。
まだまだ、レギュラー連中よりは大分劣りますが。
と、ある日の練習終了後、沢田タケシが声をかけてきました。
「いまの鋼さん(主人公名)なら、 ボクの技<東邦コンビ> が使えると思います。覚えてみませんか?」
ヘッ?
コンビプレイって、そういうものなのでしょうか。いや、違います。絶対に。 っていうかおかしいだろ、それ。
「東邦コンビ」って日向とタケシ(時々反町)の息のあったコンビプレイを指すもので、人に教えられるものじゃないかと。
やっぱり、枝葉の部分はあまり気を使っていません。流石です。
その割には、どうでもいい会話部分が妙にパターンが多かったりして。変な感じです。
ともあれ、「東邦コンビ」はとりあえず辞退しました。役にたたなそうだったからです。ポジションFWだし。
そうこうするうちに遂に初の公式戦、タイ戦を迎えました。まだヘボヘボの主人公も何故かスタメン入り。多分仕様なんだと思います。
他は原作ユース編通り、主力7人+若島津がいない状態での試合になります。
他の5人はともかく、日向・岬・若島津がいないのがかなりの痛手です。
翼がボール持てばそこそこいけるんですが、他は皆頼りないです。最初ははっきりいって攻められっぱなし。
守りの中心、松山・三杉も能力が低く抑えられていて、今一頼れません。
まぁ、三杉には相手がドリブル突破しようがパスしようが、 成功すればオフサイドにする必殺技 「オフサイドトラップ」があるのでまだマシですけど。
ってか、「オフサイドトラップ」の意味解ってますか、 コナミさん?
置いといて。
途中から若林・葵が参加してかなり楽になりました。細かい描写はしませんが、原作通りの登場の仕方でした。
若林は、キャッチの成功率が低い(というか成功を見たことが無いです)状態で登場。この辺も原作準拠です。
葵は、何故か素のシュートの成功率もかなり高い(まあそのくらいで無ければこの試合やってられませんが)頼れます。
というか、必殺シュートが浮き玉を打つ「ノートラップロベッシャベータ」しかないので、自然とノーマルシュートに頼るようになります。
何にせよ葵がシューターになってくれた後は、翼をボール運びに使えるようになって楽になりました。
1点負けていたのですが、ひっくり返しておまけをつけて、楽勝しました。この辺、キャプテン翼らしい展開です。コナミ、今回はやるな。
さて、タイ戦が終わった後は再び合宿です。練習を繰り返しながら、徐々に能力を伸ばしていきます。
途中、三杉にドライブシュート(グッド)を教わったり、新田に隼シュート(要らない)を教わったりしているうちに
次の主人公参加試合(間に結果だけ出た試合が2つ程ありました)、サウジアラビア戦です。
どうやら、原作できちんとした描写があった試合のみ、主人公参加のようです。
今回からは日向・岬を含む主力7人が復帰、試合展開も大分楽になります。
サウジは、原作だとオワイランがもっとも警戒すべき選手でしたが、このゲームでは違います。はっきりいってそれ程ではありません。
もっとも警戒すべきはバルカンです。そう、原作では全く役立たずだった、魔神バルカン。
何たってこのバルカン、三杉や松山を高確率でドリブルで抜きます。 必殺・オフサイドトラップ は流石に効きますけど。
で、時折若林相手にペナルティエリア外からのゴールを決めます。SGGK(スーパーグレートゴールキーパー。若林の異名)も形無しです。
スタッフにバルカンフェチでもいたんでしょうか?
まあ、それでも相対的な戦力は上回っています。何とかうっちゃりました。
次に迎えるは中国戦。原作通り葵不参加ですが、まあ問題ありません。ボール運びは岬がいますからね。
中国戦は試合的には楽です。そんなに問題ないかと思います。イベントを沢山見ようとすると面倒ですけど。
最低限、シュート打ち返し系のイベントだけは見ましょう。日向に雷獣シュートを打たせれば自動発動します。
何ていうか格好良いというよりは、 笑えます。 変な風に顔が引きつる感じの笑い。
さて再びの合宿で、岬に「黄金コンビ」を、葵から「ノートラップロベッシャベータ」を教わったりしながら
パワーアップしていく主人公。どうでもいいけど、「黄金コンビ」って人に教えられるものなのでしょうか? 翼が泣いてるぞ。(多分)
そして、 そのバチが当たったかのように 、交通事故にあってリタイアする岬。(ホントは単に原作どおりなだけなのですが)
入れ替わりで復活する若島津。(正確に言うとこちらの復帰が先ですけど、主人公的には同じこと)
そんなこんなでメキシコ戦です。ここから本大会です。原作ではエスパダスの堅守に苦しむ全日本という感じでしたが、このゲームではそうでもありません。
日向に回せばゴール率は結構あります。主人公はまだまだ力不足なので無理ですが。
一方攻撃的にも強烈なものが無いので、さほどの難敵ではありません。反面、日向の必殺技値を上手く配分していかないと苦戦するかもしれません。
岬がいなくなった分、翼にあまり必殺シュートを打たせるわけにいかないからです。葵も同様です。
ほぼ連戦でウルグアイ戦を迎えます。このチームはうって変わって強敵です。
はっきりいってその原因は、火野・ビクトリーノのツートップのみにあり、後の選手はたいしたこと無いのですが。
とりわけ、火野のトルネード系のシュートが強烈です。若島津が「正拳ディフェンス」が使える状態であれば問題ないですが
普通のディフェンスコマンドしか使えない状態だと、ほぼ一点決定です。というかそのときはビクトリーノのシュートでもヤバイのですが。
うっかりすると モリモリ点を取られる ので、シュート前にボールを奪うことです。
コンビプレイを始めると何も出来ませんが、単独ドリブルならまだ止められます。勿論、必殺・オフサイドトラップ も効きます。
また、この試合イベントが豊富です。もう慣れっこになってきた 微妙なポリゴン劇 でいろいろ見せてくれます。
中々余裕も無く難しいですが、出来るだけ多くを見たいものです。
イベントが得点に直結する場合もありますので、実利的な得もありますので。
続いてはスウェーデン戦。中国戦の怪我により、戦列を離れていた若林が復帰です。(原作通り)
このチームは、エースのレヴィン以外の攻撃陣は大したことが無いです。
いろいろ必殺シュートを打ってきますが、若林に任せておけば止めてくれます。
というか、日本のDFはザルなので(例外・必殺オフサイドトラップ)若林に任せざるを得ないのですが。
レヴィンは要注意ですが、割合にレヴィンがシュートを打つケースが少ない(他の連中が勝手にシュートを打つので)何とかなります。
問題は守備陣。強力です。というかブローリンが問題です。
頼みのエース、日向のシュートを必ずブロックするのです。イベントで。
何か酷えと思いつつも、コナミようやく本領発揮! とか嬉しくなったりして。
あ、ちなみに他の選手のシュートは素で入らないので、結局決め手が無いのです。
そんなこんなで延長。翼のスカイウイングシュート(いきなり撃てるようになりました)でゴールを決め、競り勝ちました。
何か原作通りなんですけど、まさかこれ以外で得点できないんじゃないだろうな?(未確認)
で、原作にあった オランダ戦は完全無視(試合経過も無し)で迎えた最終ブラジル戦。
原作では最初攻められっぱなしでしたが、見事にそれを再現しています。翼でも録にドリブルが成功しない始末。
やっぱりこちらのDFはザルなので(やっぱり例外・必殺オフサイドトラップ)若林が頼みの綱です。
しかしブラジルのエース、サンターナは必殺シュートのデパートと言えるぐらいの必殺シュート持ち。
中には若林相手にペナルティエリア外からのシュートを決めることが可能なシュートもちょこちょこと。
というかこのゲーム、若林でもあまり信用は出来ないのですが。以前から。
前半は奇跡的にゴールを決めた主人公(何とこのゲーム中で初ゴールでした。ヘボっ)と、
必死にゴールを守り続け、失点を一点に抑えた若林と三杉(後は立ってるだけのザル)のお陰で何とか同点で折り返し。後半に望みを繋ぎます。
で、後半。やっぱり攻められっぱなしなのですが、ある程度時間が進むと参加してくる岬登場後、一変します。
翼の負担が減るので、割合にこちらも攻めのチャンスを伺えるようになってきます。都合、守備陣の負担も減ります。
何より、閃光雷獣シュートが打てるようになりました。(日向のコマンドに「雷獣パス」追加。原作通り)
早速使用し、とうとうブラジル相手にリードを奪います。このまま行けば良かったんですが。
やっぱり出てきます、ナトゥレーザ。試合の終わり際に。しかも登場後ボールを持つと、一点どうしてもとられます。イベントで。
まあ、でもこの後は延長突入・原作通りにコマンドを選んでいくだけで逆転勝利だから楽なのですけど。
この状態まで持ってくるのが大変なのですよね。何回かやり直しました。
ここで一旦エンディングなのですが、おまけがあります。更に何ヶ月かの合宿の後、ブラジルとの再戦が出来ます。
これ、メッチャきついです。今度はナトゥレーザが出ずっぱりなのですが、彼のドリブルを止められる人間がいません。
今度ばかりは何故か、「必殺・オフサイドトラップ」も効きません。で、ナトゥレーザのシュートですが高確率で決まります。
あれほど嫌だったサンターナがボールを持ってくれてるほうがマシ、という何とも悲惨な事態になります。
守備は割合に甘かったりするのですが、やはりあまりこちらにボールが回ってこないので、チャンスも少ないです。
勝つまでに何回やり直したことやら。
勝つと二度目のエンディング。最終評価が出ます。何だったっけ...忘れちゃいました。「フィールドの何たら」って感じのでしたけど。
さて、結びです。今作は結構良い出来だったように思います。
少し原作に縛られすぎの手合いはありますが、これはこれでいいでしょう。努力賞ぐらいはあげます。
よくやった、コナミ。中々の出来だよ、コナミ。PS版と対戦国がほぼ同じなのは酷くないか、コナミ?
置いといて。割合によく出来てたと思います。半額ぐらいなら手を出しても良いかと。
でも新品買って欲しいです。初週の売り上げが 2320本 (何かセガハードのゲームみたい)だったので。
同じ週のPSOのGC版は、沢山売れたのにね。
さて、それでもだんだん良くなってきてます。これは次回作に期待が持てますね....、
って 次はX−BOXで出すって?(マジ情報)
済みません、もうついてけません。
また、ユース編ベースと見た。(笑 了
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