管理人の愛したゲーム7.1 ===イースシリーズその2(PC版 イース6)===






さあ、後半ですよ。中々手をつけられずに大分遅れてしまいました。

まあ、今年の前半よりは全然マシですね。むしろ後半は更新比較的頑張ってます。いいぞ、俺!良くやった、俺!!




多分この更新ペースだと 誰も認めてくれないので、自分で誉めてみました。

最初の頃週一で駄文更新していた自分が、もうまるで他人のように遠いです。


まあ、過去を振り返っていても仕方有りません!大事なのは未来、これからです!

って言い回しは昔からありますが、何だか 言い訳くさい と思うのは俺だけでしょうか?

まあ確かにやっちゃった事はどうしようもないんですけどね。


だから何かをする時は、それが取り返しの付く事か、間違っていないことなのか良く考えてからにしたいものです。

生命に関わる事態、他人に迷惑をかける可能性のある事態は特にですね。

僅か考える時間を設けても、人生に於いて左程の回り道ではありませんし。

その事で、自分や他人の人生を豊かにできるのであれば、有意義な時間の使い方ともいえましょう。







ん? これ 何の駄文 でしたっけ?

イースの駄文でした。イース6の。

もうちょっとで変な説教が始まるところでした。もう始まってたかもしれませんが。


かの野比のび太氏も「 説教はやめましょう。このマンガの人気が落ちる 」との名言を遺していることですし、

先人に習って、そろそろ本編行ってみましょう。




そういえば、PCゲームの駄文って初めてでしたね。

今までは必ずコンシューマのものでしたが、ちょこちょこPCのゲームもしてるんですよ。

この駄文を読んでくださっている方のうち、どのくらいの人がPCゲームもプレイなさるのか解りませんが、

需要を考えるのはとりあえず置いといて、いってみます。

前駄文を読んでいただいた方は気付いたかもしれませんが、俺はPC版、所謂オリジナルに当たる

イースはプレイしたことが無く、いつもコンシューマに移植されたものをプレイする専門でした。

だから当初、イース6も移植待ちのつもりでいました。




考えが変わってPC版を買うつもりになったのは、色々と理由がありますが

一番大きかったのは公式ページで公開されていたデモムービーがかなり格好良かった事です。

ノリのいいBGM、綺麗な画面、遊びがいのありそうなアクション等々、

自分のストライクゾーンを様々な角度から付き捲りでした。

また、その時期にたまたまコンシューマのソフトで食指が動くようなゲームが無かったことも

幸いし、自身の購入リストに登録されたわけです。




購入方法ですが、行き付けのゲームショップが少量ではありますが、

PCゲームの取り扱いも行っているのでそれを当てにすることにしました。

近所のPCゲームの専門ショップは軒並みつぶれていることもあり、

後は電気屋さん関連ぐらいしか選択肢も無かったことですし。




発売日当日、そのゲームショップの一角のPCゲームコーナーの、

更に狭い一角の一般向けゲームコーナーへ向かいます。

ちなみに、PCゲームコーナーで幅を利かせているのは皆さん御想像の通り 18禁ゲームコーナー です。

今のPCゲーム界の勢力図が伺える構成ではあります。

時折そちらにも行くこともありますが、今回は一般の方です。

すると、幸い入荷されていました。何故だか特典付きのしかありませんが、仕方無いです。

大して値も変わらないし、早速購入しました。




CD版とDVD版が選択できましたが、どちらでも環境があるので枚数が少なくて済むDVD版を選択しました。

ちなみに特典は、ミュージッククリップのDVDとこれまでのイース全部です。

何か豪快な特典ですよね、シリーズ全部。 いらないけど。

4はスーパーファミコン版だから更にいらないし。




さて購入後、早速自宅に戻りマジマジとパッケージを見ると何か違和感があります。

表紙はまあ、良いです。というか、いつも通りのちょっとオリエンタルな意匠のデザインですので、

問題ありません。問題は裏表紙。

ヒロインが書かれてるんですが、一言で言うと「 アレ?俺間違えてギャルゲー買ったっけ? 」ってデザイン。

主人公のアドル君の 数々の戦績 を考えると、ある意味正しいデザインなのかもしれませんが。




何か引っかかるものを感じつつも、とりあえずインストールを済ませます。

いよいよ起動といきたい所ですが、今作はかなり動作スペックがキツく、俺のPCだとギリギリ。

多少設定を弄る必要があります。この辺PCソフトっぽいところですね。

ご多分に漏れず、イース6にも設定プログラムが付いてます。とりあえず起動してみました。

プログラムを起動すると、画面にヒロインの一人イーシャ(幼女)の立ち絵が表示されました。










アレ?ナニコレ?










ちょっと前に流行ったペルソナみたいな感じです。「偽春奈」とか「まゆら」とか。そんな感じです。

起動プログラムを間違えたのかと思いましたが、これが真面目に設定プログラム のようです。

だって、クリックすると設定用のダイアログ、出るし。


何となく右クリックメニューを見ると、「話す」という項目があります。

まだ読みが甘かった俺は、「設定した内容でも喋るのかな?」と思いつつチェックを入れてみました。

直後、フキダシに表示された文字は、










「お兄ちゃん……て呼んでいい?」










.....。 とりあえず見なかったことにして、設定を弄ってみますが台詞は変わりません。

只の飾りらしいことが解ったので、忘れることにしてチェックを切りました。




何か色々と納得できない、もしくは かなり納得がいった気持ちを抑えながら、 設定を済ませます。

最初は少々余裕を持った設定にしました。

まだスペックに余裕があるようなら、おいおい上げてけば良いだろうということです。

その都度、このプログラムを見ることになるのが予想以上にキツイような気もしましたが、それは後で考えることにします。

変なところで難易度が高いです。 これは今作は手ごわそうだな、と戦々恐々としました。




予想外の強敵に阻まれつつも、ようやくゲームを始めました。オープニングは期待していたあのBGMではありませんでした。公式デモのやつ。

絶対オープニングだと思ってたのに。




まあそれは置いといて、状況説明も一緒にされます。

今回の冒険の舞台になる大陸の海に、何年も消えない大渦があり、それが障害となって外界から閉ざされているのですが、その海を渡ろうとしていたアドルの乗っていた船が

大渦に巻き込まれ、その際に同乗者を助けようとしてアドルは海に転落、今回の舞台になる大陸に漂着したということらしいです。

つまり要点をいうと、「大渦消さないとここから出られないよ、それと落ちた時に装備の殆どは無くなったのでよろしく」

ということだそうです。




まあお約束と言うか何というかアドルは漂着したところをヒロインに助けられます。

これは彼の特殊能力なので特に不思議ではありません。 いつも通り、問題無しです。

変わっているのはこの大陸の人々で、尻尾が生えてます。後、耳が長く所謂エルフのような感じです。狙ってます。

スミマセン、最後のは俺の感想です。




彼等は過去の経緯から、人間(いや、彼等も人間なんですけど、通常の容姿の)を嫌っており、

アドルにも怪我が癒えたら立ち去るように要求してきます。

ヒロインその一は好意的に接してくれますが、ヒロインその二(例の設定プログラムの幼女)からは蛇蝎の如く

嫌われてます。っていうか、ヒロインその一以外の全員にですが。




しかしながら色々あって、村を襲ってきた龍(ボスキャラ)をアドルが片付けた辺りから態度が一変します。

ちなみに、このボス戦のBGMが公式の宣伝ムービーに使われていた曲でした。かなり燃えます。

さて、龍を倒したことによりアドルは勇者扱いになりました。 簡単なもんです。 急激に扱いが変わり、村の宝の青のエメラス剣までもらえます。

このエメラス剣3種類3色あり、敵を倒すなどすると得られる「エメル」というものを消費して

鍛えることができて、攻撃力が上がっていきます。

また、剣技や魔法を使用することもでき、剣を鍛えるごとにより高レベルのものが使用できるようになります。

今作の攻撃面の要です。

性能そのものも、それまで使用していた剣よりも高く、楽に戦えるようになりました。




無論ただ物をくれるだけでなく、冒険の依頼も来ます。

例の龍を撃退した関係で、今まで交流が途絶えいていた大陸との行き来が、

海底洞窟のようなものを利用して出来るようになったのですが、

そちらの大陸の動向を調べてきて欲しい、というものです。

何でもそちらの大陸は所謂普通の人間が主流らしく、余り関わりたくないがそちらにいる同族の動向が気になる、

ということらしいです。




進まないことには終わらないので、とりあえずでかけることにします。

途中で今作の ライバル的存在である剣士 や、それより 遥かに手応えのある雑魚の虫モンスター

邪魔されながらも、次の大陸へと渡ります。

ここからは、概ね所謂「おつかい」をこなしていく事になります。







「誰某が、どこどこへ行ったきり帰ってこない。ああ心配だ」 探しに行けって事ですね。

「何々があれば、何とかできるのだが。何々はどこどこという危険な場所にあるので手に入らない」 取ってこいってことですね。結局。

「何々が丸々というものに盗まれてしまった。あれがあれば何々の問題も片付くのだが」 取り返してこいってことですよね。行きますよ、しょうがないなぁ。







ってな類の事です。まあこの辺はお約束であるので如何ともし難い所です。

御覧のようにストーリーこそありきたりですが、アクションは良い感じです。

「連続切り」と「ジャンプ」が今作での大きな追加要素になると思いますが、両方上手く働いている気がします。

自身の腕の上昇や、単純にエメラス剣のパワーアップ等も交えつつ、行えることの幅もだんだん広がってきます。




音もいいです。絵も綺麗です。ネタバレを避けるためにぼかして書きますが、

山岳地帯や鍾乳洞、活火山等など出てきますが、どこも綺麗で地形的にも ゲームとして 楽しいです。

何より、今までのイースにない高低差が色々と楽しみの幅を広げてくれています。

システムは3Dに移ったものの、基幹の部分のお約束は2Dライクなのが良い効果を齎しているようです。

3Dから2Dへの転換に失敗したメーカーは、見習うところがあるのではないでしょうか。




単なる雑魚敵の中にも、一工夫頭を使わないと倒すことが難しい敵もいて攻略意欲をそそります。

ボスも中々に豊富な攻撃を見せてくれて、楽しめました。ファルコムの面目躍如です。




そんなこんなで、おつかいを順調にこなしながら3本のエメラス剣を揃え、限界まで鍛え、

ラストの鎧を手に入れた頃には、気が付けばラスボスに到着。

今までのシリーズのラスボスとは趣が違う敵でした。

というか、正直アレ?って少し思いました。寧ろその手前のボスのほうが今までのシリーズのラスボスっぽいなぁ、とか。




後半、奥歯に物が挟まったような物言いで済みません。でも、ネタバレがね。

何にせよ、最後まで飽きずにプレイできました。尺の短いのは残念でしたが、これはシリーズの伝統なので諦めもつきます。

久しぶりに、 値段分面白かったなぁ というゲームでした。最近、実は少ないんですが。個人的に。

家庭用に移植されたら、是非プレイされることをオススメします。先頃、移植先の請負メーカー見つかったそうですしね。

ええと、どこだったかな。(雑誌確認中)ええと、ええと...。










何!?コナミ!!?(ファミ通情報)










...、ええ皆さん、多分コンシューマ用のイース6には、



要らないような特典(例えば売れ線から外れたアイドルのコスプレポスターとか)がいっぱいついてきたり、

おまけのトレーディングカードを「だけ」を、変えた別バージョンが同時発売したり、

登場人物の一部を「だけ」を、変えた別バージョンが同時発売したり、

下手すればフィギュアが沢山ついてきたり、

あまつさえ「特別版」と称してそれら特典を全て付けたバージョン(3000円増しぐらい)が発売されるかもしれませんが、



強く生きてください。 運が良ければ、出来だけは良いと思います。


俺はPC版持ってるから買わなくていいや。 先見の明があった なぁ、バンザーイ。













今年のオチもコナミで終わる         了





ゲーム駄文一覧に戻る

TOPへ戻る