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戸隠山 飯綱山 黒姫山 妙高山
長野市から小布施町にかけて、善光寺平の西側にはそれぞれ個性的な5つの山が並びたち、北信五岳と
称される。それらは南側から、戸隠山、飯綱山、黒姫山、妙高山、斑尾山である。このうち、戸隠山以外
は全て火山である。これらのうち、飯綱山、黒姫山、妙高山は8km間隔でほぼ南北方向に直線上に並び、
しかもこの順に古い火山であるが、地質学的に見れば、第四紀のほぼ同じ時期に活動した兄弟火山と言え
る。これらの火山は複式火山で、飯綱山、黒姫山が北西方向に、妙高山が東側に開いたカルデラを持つ。
斑尾山は開析の進んだ古い火山で、火山層序はよく判っていない。戸隠山は約500万年前に噴出した凝
灰角礫岩を主とする地層が硬いため、浸食から取り残されてできた山である。
写真は、長野市真島付近から撮ったもの。