2011年3月11日の東日本地震によって東北地方の乗っている北アメ
リカプレートは太平洋側で数メートルほど東方向に移動した。(図中
の緑色の矢印)
その結果、最近は主だって動いていないユーラシアプレートとの境
界線である糸魚川静岡構造線(図中のISの線)沿いでは今まで東西
方向に圧縮されて動きづらかった断層が本来の左横ずれの活動が起こ
しやすくなったという。国の地震調査委員会は糸魚川静岡構造線の一
部である牛伏寺断層(図中のA)の活動による地震発生確率がより高
くなった可能性があると発表した。(2011年6月)
同様に東京の立川断層、福島県の双葉断層などで地震発生確率が上
がったと発表された。
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