北御牧村の羽毛山集落の東、東電取水ダムの下の千曲川河床には、広く石畳状になった露頭が広がっている。
(写真A) ここに現れている地層は小諸層群の大杭層と呼ばれる地層で、およそ130万年ほど前のものである。
主に砂岩・シルト層などから成るが、この中に白色軽石質凝灰岩が挟まっている。(写真B)この凝灰岩の直下
の地層からはアケボノゾウ(象)の化石が多産し、ほとんど全身骨格の化石も2体発掘されて、現在、北御牧村
教育委員会により組み立て作業や研究が進められている。
また、凝灰岩層の下には、写真Cのようなへこみが多数あり、これは象の足跡化石であることが判ってきた。
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