駒ヶ根インターから、太田切川渓谷に沿って車で2分の所に”切石公園”がある。
ここは10mになんなんとする大きな石があちこちに散在している。大きな転石にはそれぞれ
固有の名前が付けられていて、「重ね石」「蛇石」「切石」「袋石」などと呼ばれている。
これらの石はすべて花崗岩で、太田切川の上流の木曽山脈から土石流によって運ばれてき
たものである。普段の太田切川の流水ではたとえ洪水時でもこんなに大きな石を運ぶことは
できないので、運搬力の大きい土石流によってもたらされたと考えられるのである。
上の写真は「切石」。武蔵坊弁慶が試し切りをしたとの伝説がある。
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