高遠町の日之影入林道は、守屋層を観察する好ル−トである。これらの写真を撮ったのは
2002年3月であり、ほとんど全面露頭が続いていたが、林道改修工事によって次々にコンク
リ−トで覆われてしまい、間もなく無くなってしまうと思われる。
写真は松尾峠に露出している片倉礫岩と、その上位の臼沢層の砂岩の境界部。(ハンマ−
有り)臼沢砂岩層は青灰色の凝灰質砂岩から成る。ここも小断層によって細かく断ち切られ
ている。
<参考文献>
諏訪教育会 自然史編集委員会(1975)諏訪の自然史 地質編
降籏和夫 編(2001)改訂 長野県 地学のガイド
(宮坂 晃)