氷河期の最も寒い時代に、古代人は
象を狩って飢えをしのいだ。しかし、
こうして日本全国に多数生息していた
ナウマン象は古代人の乱獲に遭って絶
滅していったのである。
立ヶ鼻には発掘の成果を一同に集め
た野尻湖博物館があり、4万年前〜
2.5万年前のキル・サイトの状況証
拠 植物・昆虫化石、石器、地層の剥
ぎ取り標本など、大変貴重な標本を見
ることができる。
(←)野尻湖発掘の様子。野尻湖層の
中に多数の包含物が存在している。
<参考文献>
野尻湖発掘調査団(1986)一万人の野尻
湖発掘,築地書館
地学団体研究会長野支部(2004)長野の
大地,ほおずき書房
信濃毎日新聞編集局(1992)信州すと〜
ん記
(宮坂 晃)
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