●プレ−トテクトニクス(Platetectonics)説  地球の表層は十数枚のプレ−トと呼ばれる厚さ約100kmの岩盤に覆われ、このプレ−トが水平に  移動することによってさまざまな地質現象が起こる、という説。プレ−トとは板、テクトニクス  は構造力学という意味である。プレ−トは年に数cm〜数十cmの速さで一定の方向に水平移動する。   プレ−トテクトニクス説は地震や火山、造山帯などの地殻変動を統一的に説明できる。 ●海溝(trough)  地表を覆う十数枚のプレ−トのうち、お互いに接近するような動きをしている相互のプレ−トは  重たい方のプレ−トが軽いプレ−トの下に潜り込む。そのような場所が海溝や造山帯であるとさ  れる。日本列島は日本列島の乗っているユ−ラシアプレ−トと北アメリカプレ−トの下に、太平  洋とフィリピン海プレ−トが潜り込んでいる。 ●海嶺(ridge)  地表を覆う十数枚のプレ−トのうち、お互いに離れるような動きをしている相互のプレ−トは  その間に新しいプレ−トがわき出してくる。このような場所が海嶺であるとされる。海嶺は海底  にある大山脈で、その一部が海面に顔を出しており、アイスランド島などがそれにあたる。 ●付加体  海洋プレ−トが大陸プレ−トの下に潜り込む際に、海の底にたまった堆積物が陸側にはぎ取られ  て貼り付いた地質体のこと。