大雪渓(写真↑)
白馬岳に登るには猿倉から大雪渓を詰めるのが一般ルートになる。大雪渓の雪は万年雪なのでは
なく、年毎に更新されている。つまり、その年の冬に降った雪は次の冬が来る前にすべて溶け去る。
前の年に降った雪が次の年まで持ち越されるようになると年々残雪が蓄積されて氷河が形成され
る。今は氷河がないここも数万年前の氷河時代には大規模な氷河が形成され、その痕跡がいくつか
残っている。 上の写真は大雪渓。白馬の大雪渓は剣沢、針ノ木とともに日本3大雪渓に数えられ
全長3500m、幅100m、高度差600mあるとされている。河川による浸食でできる谷の断面の形はV
の字の形になるが氷河が山を削ると両側の壁が切り立ち、谷底が丸いUの字の谷になる。(U字谷)
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