「菊目石は大島の南の毛無山中腹に幅2m
長さ10mの大きさで露出している。
大正11年当時飯田中学校教師北原寛氏が下
伊那地質誌執筆のため調査中に発見した。
花崗岩は酸性のマグマが地下でゆっくり冷却
してできる石だが、この際に塩基性斜長石
(灰長石)を核としてその周りに有色鉱物が
放射状に晶出してできたと言われている珍し
いものである。」(喬木村の解説文より)
菊目石は、昭和50年に県の天然記念物に指
定された。大島では目下、遊歩道を作って
この石を観察しやすい環境を整えている。
写真の球の直径は約2cm
大島まで行く余裕がなければ、村の図書館の
入り口に50cm大の標本が飾ってある。
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