産出地点は、旧国道142号線和田峠トンネルの(現在の
有料道路、新和田トンネルでは無いので注意!)和田村
側にあるビーナスラインの料金所手前の沢(地図参照)
で、古くから知られていたらしい。
川底に溜まっている砂をすくい上げ、丹念に椀がけ
(砂等をお椀や皿などに入れ、水中で緩やかに回しなが
ら、軽い粒子を流し、重い粒子を残す方法)をすれば、
黒又は黒に深紅がかった結晶面の輝きの鋭い柘榴石を
見つける事ができる。
良く見ると、あたりに点在している流紋岩を見ると
その空隙に小さな柘榴石の結晶のついた物も発見できる。
しかし、現在この沢の道路に近い付近の乱掘が激しいら
しく、採集禁止の立看板が立てられテープで囲われて
いる(地図中A地点)ので、ビーナスラインより上流
(地図中B、C地点)の方が良いようである。
<参考文献>
共立出版株式会社 日本の地質4 中部地方T
草思社 鉱物採集 フィールドガイド 草下 英明 著
草思社 楽しい鉱物学 堀 秀道 著
丸善株式会社 フィールド版 鉱物図鑑 松原 聰 著
保育社 鉱物 益富 寿之助 著
(森嶋 光)
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