横河川の緑色凝灰岩層
 横河川には高ボッチ累層または横河川累層と呼ばれるグリ−ンタフメンバ−の地層が分布 する。この地層は時間的にも空間的にも守屋層と内村累層の間にあるものと考えられている。 (時代は新生代 第三紀 中新世で、約1500万年前)  写真は横河川の支流ふとう沢と樽沢の合流点から100m下流側の横河川河床に現れている露 頭で、緑色凝灰岩(桧川沢緑色凝灰岩層)と礫岩層。
 横河累層の横河れき岩層。 下位のたなこば粘板岩層の同 時礫を特徴的に含むほか、 チャ−ト礫なども含む。写真 の黒いパッチ状の部分がたな こば粘板岩層由来の礫である。
 上の露頭のやや下流側にある、塩嶺 累層中の安山岩溶岩の柱状節理。写真 の横幅約5m。時代は新生代 第四紀 で、約200万〜140万年前 <参考文献> 諏訪教育会編(1975) 諏訪の自然誌 地質編.諏訪教育会. 降旗和夫編(2001)改訂 長野県 地学 のガイド. (コロナ社) (宮坂晃)