横河川の蛇紋岩は横河川変成岩(中生代)
と、横河累層のたなこば粘板岩層(新生代)
との境界部に分布し、この二つの地層を隔
てる断層線に沿って貫入してきたものであ
る。この断層こそはフォッサナグナ区内に
おける中央構造線の延長部と考えられてお
り、重要な意味を持つ断層である。
上の写真は蛇紋岩体と横河川変成岩の境
界部付近。中の沢で撮影。左側が蛇紋岩、
右側が結晶片岩である。また、波線が境界
で、傾斜は垂直に近い。蛇紋岩体中には断
層破砕帯が顕著で、蛇紋岩の貫入以降も断
層の活動があったことを物語っている。