第一章











かつての宿敵と出会い、そして和解をしたガロードとティファ。
しかし、突如出現した曲者「マン・ドラゴラ」により、ジュジュが連れ去られる。
怒り心頭に発したフロスト兄弟と少年少女はジュジュを救出するための策を練る。

ガロード「ここが村立小学校か・・・。」

――ガロードは間抜けな曲者の落とした名刺を元に、村立小学校を訪れていた。
名刺は常に多く持っている物。一枚くらい落としたとしても、普通は気に掛けることはない、
いや、気づきすらしないはずだ。ならば、マンドラゴラはおそらく、
自分の表向きの職業を知られたことに気付いていないはずである――。

ガロード「ちわーす。プラトー教教会の新米僧「グリン・ラモーア」でっす。」

事務員「あら、教会のお方。今日はいったい何の用です?」

グリン(ガロード)「実はマンドラゴラ・・・様のことについてお聞きしたいことがあるんでぇすが。」

事務員「あら、マン教師なら風邪で休んでるわ。あのひと、3ヶ月に一度くらい、

必ず風邪で休むのねぇ・・・。」
グリン(やっぱり・・・。三ヶ月に一度バルチャーと会ってるんだな・・・。)

ガロードの推測はこうである。
おそらく、マンドラゴラは少女趣味(当ったり前だが「少女っぽい趣味」って訳ではない)
俗に言う「ロリータ・コンプレックス(ロリコン)」である。
マンドラゴラが去り際に、「こいつだけでも」といっていたので、少なくとも、
2人をさらわなくては行けない
という義務ではなかったはずである。彼は自分が楽しむためだけに2人をさらったはずなのだ。
マンドラゴラは少女の華憐な体を容赦なくスナップし、気に入った物を手元に置き、
残りを専門のバルチャーに高く売りつける。
そしてそのバルチャーはそれをさらに高く全世界中のマニアに売る。
となると、全世界中に少女の辱められた写真が届くことになる。
それを知れば、少女はコロニー落としの引き金を引いたジャミルに等しい心の傷を受けることになる。

――今日の夜にでも取引をするに違いない。急がなければ!!!!――

事務員を説得し、教室に乱入したグリン。

グリン「やあ、みんな!俺はプラトー教新米僧グリン・ラモーアだ!」

生徒「・・・また講義か?」

生徒「面倒だなぁ・・・。」

グリン「俺は新米僧だからそんなことはしない!!!」

生徒「だってさ。」

生徒「なにやるんだろ。」

グリン「実はこの学校で多発している盗難事件だが・・・」

生徒「え?しってるの?」

生徒「犯人は誰なの?おしえて!とっ捕まえてやるから!!」

グリン「犯人は誰だかわからない!だけど大体の見当は付いている!!!」

生徒「本当?」

生徒「おしえて!」

教室中に教えてコールが殺到する。

グリン(余罪判明っと。)

グリン「では、金曜日の夜、プラトー教会に集まってくれ!!犯人は必ず俺が連れてくる!!じゃあな!!」

生徒「グリン様ー!!」

生徒「グリン様ー!!」

もの凄い早さで学校を去るガロードを見、大騒ぎする生徒達の声を聞き、事務員はこうつぶやいた。

事務員「突然やってきて突然去る・;・・。あの子、台風のような子ね・・・。」

一方、街では。

そこらにいそうな若者に変装したオルバと、この地方の民族服であるローブに着替えたティファが、
街の散策をしていた。今2人が立っているのは、「チ○コの修業場」
という卑猥なネーミングの剣術修業場である。

オルバ「くっ!何と卑猥な・・・」

ティファ「オルバさん・・・チ○コって殿方の下半身に付いてるアレのことですよね・・・。」

ティファが真っ赤な、しかし真面目な顔で聞いてきた。

オルバ「そうだけど・・・女の子がそんなことば使っちゃダメだよ・・・ティファ君・・・。」

ティファ「はい・・・。」

チ○コの修業場にツカツカと入っていくオルバ、おそらくは道場主をとっ捕まえるつもりだろう。

ティファ(チ○コの修業場って、チ○コをどのように、何のために修業するのかしら・・・。)

ティファは一瞬「チ○コの修業をするガロード」を想像してしまい、さらに顔が赤くなる。
・・・見たい!!というイケナイ衝動に駆られ、ふら〜りふら〜りと「チ○コの修行場」に近づいていく。
そのとき・・・。

オルバ「おい貴様!!この看板のチ○コとはなんだ!!チ○コとは!!
ここはジュジュ様のお住みになる村だぞ!!それなのにお前はチ○コという卑猥な看板を立て、
その上に修行場だと!?本当に誰かがチ○コを修業しに来たらどうするんだ!その場合、
お前はチ○コの修業をしてやるのか!?お前にはあるまい!!チ○コを修業するという覚悟など!!」

????「あ、あのなぁ・・・。」

ティファ「オルバさん・・・もうダメ・・・。」

チ○コという言葉の持つ熱気に当てられ、意識朦朧として倒れ込むティファ。
オルバ「だ、大丈夫か、ティファ君!」抱きかかえるオルバ。
気付いてみれば、あちこちの民家の住人が、こちらを見ている。どうやら、
さっきの「」内にチ○コが六回入ったセリフ、
全てまる聞こえだったらしい。
シャギアからも、(NGワード連発しすぎだぞ!!オルバ!!)というつっこみのテレパシーが来た。

????「ったく、誤解もいいとこだぜ。」
と、道場主は道ばたに落ちていた看板を持ち上げて、看板に取り付ける。

オルバ「こ、これは失礼しました。」

ティファ「そうだったの・・・。貴方の名前は・・・。」

????「そうだ!!俺の名前は「ゴチンコ」。たく、最近のカップルは・・・。」
ゴチンコはオルバとティファがカップルだと勘違いしたようである。

ティファ「そ、そんな・・・。ただの知り合いです・・・。」

オルバを傷つけないようやんわり否定するティファ。
そう、彼女には世界中の誰より大好きなガロードがいるのだ。
ゴチンコはオルバのぶら下げていた三日月十字のペンダントを見て、

ゴチンコ「何だお前、ジュジュ様の親衛隊長か?」

オルバ「え、ええ。そうですが。」

ゴチンコ「まさか、ジュジュ様に何か!!!」

ティファ「ええ。実は・・・。かくかくしかじか・・・。」

ゴチンコ「これこれうまうま・・・何!?ジュジュ様が!?」

オルバ「貴方、何者です?」

ゴチンコ「お、俺はジュジュ様の大大大ファンなんだ!!!くそっ!!マンドラゴラめぇ!!」

オルバ「マンドラゴラについて何か情報は?」

ゴチンコ「あいつはいつジュジュ様にちょっかい出すか俺様がマークしてたんだ!!
あいつは村のはずれのオアシス「シュギの泉」のほとりにいる。」

ティファ「シュギの泉の広さは?」

ゴチンコ「ああ、泉はほぼ円形で半径は50m。周りの土地は200mぐらいだ。」
オルバ「そんな土地があったなんて・・・。」

ゴチンコ「当たり前よぉ!あそこはプラトー教にとって重要なもんが隠されてるんだ!
他の土地から来た奴に教えられるかよ!」

オルバ「・・・わかりました。協力有り難う御座います。」

ゴチンコ「まて!!オレも行くぜ!ジュジュ様を一刻も取り返しにいかねえとな!」


シャギア(重要な情報が手に入った。今すぐ戻ってこい、オルバ。)

オルバ(こっちも凄い情報手に入れたよ、兄さん。)

と、軽いテレパシーを交わし、オルバ一行は帰ってきた。

シャギア「まずはガロードの方からだ。
我々の予測していたとおり、敵は個人的な趣味でジュジュ様をさらった。
そして、下着を盗まれるなど村立小学校校内にも被害は及んでいる。
さらに、マンドラゴラは三ヶ月に一度、三日間の間学校を休むらしい。
おそらく、写真を撮ったあと、現像するための期間であろう。
そして三日目、何処かにバルチャーがやってきて、その写真を売り飛ばす。
今日は火曜日だから、バルチャーが来るのは金曜日。
あとはその場所が何処だか分かればよいのだが・・・。」

オルバ「兄さん、それについては僕等に説明させてよ。
彼はこの村のはずれの「シュギの泉」に住んでる。そして、その土地の大きさは200m。
だから、バルチャーの繰る陸上戦艦なら入れるサイズだよ。」

ガロード「ってことは、シュギの泉に行って、マンドラゴラが写真を交換しているところを撮る。
そして、そのあと写真を交換する前に逮捕しちまう。ってことでいいのか?」

ティファ「いえ、おそらくバルチャーはMSで武装しています。」

シャギア「その場合、私達に手がある。だから安心して欲しい物だ。」

ガロード「・・・ああ、信用するぜ。で、そこのオッさんは?」

ゴチンコ「俺はゴチンコ。多分お前達よりもジュジュ様のことを知っている男だ。」

ガロード「チ○・・・ゲフンゲフン、ゴチンコか。以後よろしくな。」

ジュジュ「何すんのよ!この変態中年デヴロリコン魔人!!女性の敵!!」
ジュジュは後ろ手に縛られ、気絶している間に脱がされたのだろうか、下着しか付けていない。

マンドラゴラ「くそぅ。まともに写真が撮れやしない。」

ジュジュ「諦めなさい!!」

マンドラゴラ「くそ!!これじゃバルチャーに売れないじゃないか!」

????(ジュジュちゃん?)
ジュジュの頭の中に入り込んでくる聞き慣れた声。

ジュジュ(・・・!誰?私の心に語りかけてくる人は・・・。)

????(私です。)

ジュジュ(なんだ、ティファか。)

ティファ(今、マンドラゴラの家の近くにいます。おそらく、彼は単純な趣味と$稼ぎが目的です。)

ジュジュ(うん。こいつの心の中はHなことで一杯よ。)

ティファ(そこで御願いが二つあります。)

ジュジュ(何?)

ティファ(まずは家の中に女の子の下着があるか確かめて下さい。)

ジュジュ(あるある。それも凄い量。マンドラゴラはそれを被ったり嗅いだりしてる。)

ティファ(ありがとう。あともう一つの願いですが・・・。)

ジュジュ(「バルチャーを呼ぶためにマンドラゴラに何枚か写真を撮らせろ。」でしょ?)

ティファ(すみません・・・。)

ジュジュ(いいのいいの。学校の乙女達の下着が懸かってるんだから。)

ティファ(ごめんなさい・・・。)



ジュジュ「マンドラゴラ。」

マンドラゴラ「何だYO!」

セリフが某チャンネル用語である。

ジュジュ「あの・・・・そんなにわ、あたしの写、写真がほしいんなら、3枚ぐらい・・・。」

マンドラゴラ「喜んで!!!」






そして、決戦の金曜日。

ガロード「あの家が、マンドラゴラの家か・・・。」

ティファ「ジュジュちゃん、大丈夫かしら・・・。」

ガロード「ジュジュちゃんはマンドラゴラから見れば格好の商売道具だ。
絶対に傷つけるようなことはしないさ。」

オルバ(こっちは準備万端だよ。兄さん。)

シャギア(ああ、頼むぞ・・・、オルバ。)

オルバは「ある作戦。」の指揮を執るために、ジュジュ救出チ−ム
(ガロード、ティファ、シャギア、ゴチンコ)
とは別行動を取っていた。



ゴチンコ「来た・・・!!」

木のほとりに建つ家から出てきた男は、典型的な「デヴ中年」である。

マンドラゴラ「じゃ、いつもの場所で。」

マンドラゴラは監視されているとも知らず、携帯電話を掛けている。
まもなく、バルチャーのものらしき陸上戦艦がやってきた。消音処置が施されているらしく、
もの凄く静かに動いている。大きさからしてMS搭載数は4機、
プラス甲板にドートレス・キャノンが仰向けになり寝ている。

シャギア(オルバ、見えるか?MS数は5機だ。)

オルバ(うん。良好だよ。兄さん。)


マンドラゴラ「これはこれは。いつも有り難う御座います。」

Vボス「ふふふふふ。双方いい儲けだな。」

マンドラゴラ「で、今回の写真ですが・・・。」

マンドラゴラは写真を二枚、バルチャーのボスにさしだす。

Vボス「何だ、今回はたった二枚か・・・ってこれは!!!プラチナの三日月十字!!
プラトー教の巫女ジュジュ!!」

マンドラゴラ「お気に召しませんか?」

Vボス「とんでもない!!一枚100万、いや200万出す!!」

マンドラゴラ「交渉成立ですな。」


シャギア「ガロード!!」

ガロード「まかせとけ!」

ガロードは事の一部始終をビデオカメラに押さえていた。戦艦の照明のお陰で映りは良好である。

シャギア「良し、行くぞ!!」

ガロード「ティファ!!これを警察に!!」

ティファ「任せて、ガロード。」
ティファはビデオカメラを受け取り、エレカで走っていった。

ガロード「やい、てめえら!!」

シャギア「我はジュジュ様親衛隊隊長シャギア・フロスト!おとなしくジュジュ様を渡せ!!」

マンドラゴラ「尾、お前達!!!!」

マンドラゴラは見覚えのあるその顔を見て一目散に家に逃げ込み、こもってしまった。

Vボス「わざわざ紹介有り難う。だがな!」

ボスは小さい笛をピーと鳴らした。
途端にMSがガロード達を包囲する。ドートレスタイプが4機、90mmマシンガンをこちらに向けた。

Vボス「これでもどうかな?」

バルチャーのボスは不敵な笑みを浮かべながら、3人をにらみつけている。
シャギアはあきれかえった様子でこういった。

シャギア「愚かを通り越して、哀れだな・・・。」

Vボス「何だと?」

シャギア(作戦決行だ。オルバ、頼むぞ。)



オルバ「作戦決行!!」

森は轟音に包まれ、大量のMSが出てきた。
頭部形状からして機体は「ドートレス・ネオ」。10機の機体はたちまちバルチャーのドートレスの
手足をB・カッターで切り落とし、戦艦を包囲した。その中の一機が名乗る。

オルバ「自己紹介が遅れたよ。僕はジュジュ様親衛隊次長オルバ・フロスト。」


シャギア「ふっ。どうやら、屈服するのは貴様の方だな。」

青の書から銃を取り出し、ボスに向ける。
ジュジュに殺生を禁じられているため、「パラライズモード」にしてある。
足を撃たれ、痺れてその場に倒れ込み、ガロードに縄を掛けられた。

一方そのころバルチャー鑑では。

単身でバルチャー間に乗り込むゴチンコ。

ゴチンコ「さあ、このゴチンコ流剣術「面白うてやがてDAMAGE」を受けて見ろ!!」

ゴチンコは白い褌に黒くて丸い胸当て、猫の顔が付いた帽子に西洋剣二丁という異様な出で立ちで
暴れ回っていた。バルチャーは銃で応戦するが、あまりに「へっぽこ」な格好のために彼を正視できず、
撃つことが出来ない。そこをゴチンコが剣を持ち、
場合によっては(何故か)尻に挟みながら切り込んでいくという戦法である。

バルチャー「う、うわっ、来るなぁ!!!」

中には恐怖を覚え、無抵抗で降伏する者もいる。

ゴチンコ「てやぁーー!!」

バルチャー「ぎゃあああああ・・・・あれ?」

ゴチンコ「無抵抗な奴を斬ったりしねえよ。あばよ!!」

確かに彼の剣士としての腕前は一流で、プラトー教教義を根幹とする良心も持っている。だが、
他の人にはどう見ても、「へっぽこ」にしか見えない。

V通信士「もう少しで、「コードネーム:ヘッポコ」が来ます!!」

V副ボス「何だって?ブリッジ要員白兵戦闘用意!!」
副ボスを含むブリッジ要員5人の中、3人はシミター、2人は拳銃を持つ。

ゴチンコ「ちっ。これまでか?」

V副ボス「そうだ。でもそのかっこう・・・・・・。」

V通信士「ぷっ!」

V副ボス「ぎゃはhじゃはははははははぇいyqえういikusamasujuj
じょcんfくyrfhんれいjkxmふぃぇん7rぎふ4tり4762んtrgfgkj!!」

ゴチンコ「てめえ、よくも俺を笑いやがッタナ!!」

ゴチンコはマジ切れし、副ボスを殴り飛ばし、3人の剣士の持つシミターを横一文字に払いはじき飛ばした。
最後に残った1人もゴチンコの剣により銃を破壊され、蹴り倒された。
持ってきていた縄で五人をそれぞれ縛り上げると、

ゴチンコ「俺はゴチンコ。バルチャー艦は制圧した!!
Vボスも降参しろ!!・・・ッてもう降参してるじゃん。」

ガロード「まだ1人いるぜ。」

全員の視線が小屋に向く。


ゴチンコ「やい、マンドラゴラ!!早く出てこないとお前をこのバルチャー艦で踏みつぶしちまうぞ!!」

シャギア「それだけはいかんぞ!!まだジュジュ様がいる!!」

ゴチンコ「お、おおいけねえ。」

ガロード「とにかく、早く出てこい!!今更抵抗したって・・・

マンドラゴラ「これでもできるかな??」マンドラゴラが意を決して出てきた。

ジュジュは腕を縛られ、銃を突きつけられている。

シャギア「・・・条件は何だ。」

シャギアが切り出した。

マンドラゴラ「今まで俺がやったことを全て不問にしろ。」

ティファ「出来ません。」

いつの間にか帰ってきていたティファが答える。

ティファ(・・・できるのですか?)

ジュジュ(私をなめないでよね。)

ティファ(では、頼みます・・・。)

ジュジュ(まかせて。)

マンドラゴラ「へへへへへ。どうせジュジュは・・・。」

ジュジュ「主よ・・・。」

マンドラゴラ「へ?」

ジュジュの髪が逆立ち、目が黄色い光を放つ。

ジュジュ「主よ!女神となって、今こそ我にその力を見せん!!」

ジュジュの付けているプラチナの三日月十字が光を放ち、周りを包んでいく。
ついにガロード達も周りが見えなくなった。

ガロード「何だヨこれ!!」

シャギア「ジュジュ様・・・。」

オルバ「これがジュジュ様の力・・・。」

ティファ「ジュジュちゃん・・・、凄い・・・。」

皆が気付いたときには、ジュジュは50pぐらいの女神像のような物を持っていた。

オルバ「兄さん・・・。」

シャギア「者共!!一時撤退だ!」

ガロード「ど、どーなってんだ?」

シャギア「ジュジュ様の魔法はあまりに強力すぎる。味方にも被害が出るのは必至だ!」

ティファ「ジュジュちゃん・・・。そんなに凄いのですか?」

オルバ「凄いで済む問題じゃないよ、ティファ君。」

マンドラゴラ「勝手に・・・。」

ジュジュ「あはははははははははははははははhsjkgはhjふぁdhjが
fどあyftrgkう゛ぁじゅtyれvtlyへうぃrぇdxんfkj!!!」

ジュジュがマンドラゴラに女神像をたたきつける。マンドラゴラは5mぐらい吹っ飛んだ。

マンドラゴラ「な、何だよアイツ・・・ぐふっ!!」マンドラゴラは気絶した。

ガロード「げげっ!!」

ティファ「・・・痛そう。」

ジュジュ「あはははははははyははhshdsgbklfbwcうkytrfc
うyqrc4えqてwt42えd32fhれfxbfdgさfgびあ
yrtsう゛ぁfkxhgfgcz1!!!!!!」

ジュジュは女神像を振り回しながらこちらに迫ってくる。

ガロード「ティファ!!逃げるぞ!!」

ティファ「ええ!!」

シャギア「ジュジュ様!お戯れを・・・ぐえェっ!!」

まずはシャギアが「聖なる女神像」の犠牲となる。ジュジュの女神像スイングを
喰らい吹っ飛んだままバルチャー艦に激突し衝撃でめり込み磔(はりつけ)となった。

オルバ「に、兄さん!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

今度はオルバに襲いかかってくる。必死に逃げ回っていたがすぐに追いつかれ「聖なる女神像」
で殴り飛ばされ木に引っかかり宙ぶらりんになった。

今度はMS隊に走っていく。
MS隊はMSをジュジュが「聖なる女神像」で殴ってもビクともしないだろうとタカをくくっていたが、
それは大きな誤算であった。ジュジュの使っている魔法は「降神術」と呼ばれる物。
肉体を持たない神とジュジュの精神体が肉体を共有することにより、ジュジュに人間を超越した力を与える。
今のジュジュは「戦の神マース」と肉体を共有することにより東方○敗並の力を得ていた。
「聖なる女神像」は、自らの体に神を呼び込むためのデバイスに過ぎない。
MSはジュジュ、いやジュジュの肉体を借りたマースに「聖なる女神像」で殴られるたび、
敵味方構わず無惨に空を舞っていた。

「聖なる女神像よ、今こそその力を見せーん!!!!」
今度はバルチャー艦の方に走っていった。
マース(ジュジュ)は艦内を縦横無尽に走り回り、バルチャー傭兵を次々と殴り飛ばしていった。
シャギアと同じような磔が艦の壁にいくつもできている。

ガロード「で、どうすれば良いんだ?」

マースが艦内で暴れ回った衝撃で壁からはがれ落ちたシャギアに聞く。

シャギア「こ、これを・・・。」

と、シャギアが出したのは何の変哲もない普通のガラガラ。

シャギア「司祭様の話によると、ジュジュ様が暴れ回っておられる時に、
このガラガラを使えば必ず降神は止むらしい・・・。」

ティファ「分かりました。絶対ジュジュちゃんは止めて見せます。」

シャギア「ああ・・・・。」

シャギアはまた気絶した。

マース「あははははははははははははははhskfgfjfrytっd;lぎt
3957y2yrtwr73y43えwsr4fg4えs3tr43r87えs
368y7r56gh48d!!」

必死に抵抗するゴチンコを磔にしたマース。その前にガロード達がたちふさがる。

マース「トチ狂ってお友達になりに来たのかい?アハッ!!」

ガロード「俺の歌を聞けっ!」

ガロードは手にしていたガラガラを振りながら、記憶の断片に残る子守歌を歌い始めた。

ガロード「ねぇぇぇぇむれぇぇぇぇねぇぇぇぇむれぇぇぇぇこぉぉぉぉのぉぉぉぉ
むうねぇぇぇぇにぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!」

マースが反応を示した。体の中で二つの意志が反発しあっている。
同時に、ティファがジュジュの肉体の中の「マース」の意志に語りかけた。

ティファ(戦の神マース、貴方の役目は終わりました。貴方が本来いるべき場所に戻りなさい。)

マース(うるせえな!!俺は50万年間この時を待ち続けていたんだ!!!)

ティファ(貴方はジュジュちゃんはおろか他の人にまで迷惑を掛けているのが見えませんか?)

マース(そんなのこいつが望んだことだろうが!)

ティファ(いいえ!ジュジュは自らの尊厳を守るためだけに貴方を呼んだのです!!)

マース(なんだよ!戦の神であるこの俺に「戦うな」という命令をする気か?)

ティファ(そうではありません。何と言えばいいか分かりませんが、
人をこんな簡単にいたぶるなんて神らしくありません!!)

マース(・・・・・・戦の神である俺には戦うしか能がねえんだ・・・。)

ティファ(そんなことありません。武器を手放し、その力を創造的に使えれば、未来を作れると思います。)

マース(「創造的」か・・・。俺には何が出来るかな・・・。)

ティファ(貴方のような力があれば、いろんな事が出来ると思います。
いっそ人間に生まれ変わるという手もありますよ。)

マース(人間・・・。自分だけの肉体を持つのか・・・。それもいいな。)

ティファ(どうするかは貴方次第です。)

マース(・・・・・・わかった!!俺はまた人間になる!)

ティファ(頑張って下さいね。)

マース(おう!また何処かで会おうな!!)

ティファ(ええ!!)

マース(おーっとっとっと。最後に一言。アイツの歌、もの凄く下手だったって伝えといてくれ!
じゃあな!あばよ!!)

ジュジュの体からマースの意志がきえる。
完全に肉体を取り戻したジュジュはガラガラを振りながら歌っていたガロードに倒れ込んできた。

ガロード「おい!大丈夫か!!!ジュジューーーーーーーーー!!!!!」

ゴチンコ「静かにしろ!!」磔状態から解放されたゴチンコが注意した。

ティファ「みて・・・ガロード。」

ジュジュは気持ちよさそうにガロードの腕の中で眠っている。幸せそうな顔をしていた。

ガロード「・・・可愛い・・・。」

無意識にでたガロードの一言にティファはちょっとだけ嫌そうな顔をしたが、すぐに消えた。
ジュジュの寝顔は全ての人の怒りを忘れさせ、心を癒す力がある。
こんな危険な力を持ちながら、ジュジュが「プラトー教の巫女」
として人気があるのも何だか分かる気がした。

ガロード「もしかしたら、フロスト兄弟があんなに仕えるのもジュジュのこの顔に癒されたからか?」

ゴチンコ「そうかもな。あ〜!!こんな事ならカメラ持ってくりゃよかった!!」

ティファ「そういえば、ゴチンコさんっていったいなんなんですか?」

ゴチンコ「あぁ?おれか?何だよまだ気付いてないのか。俺は非常勤ジュジュ様親衛隊隊長だ!」

ティファ「それであんなにジュジュのことを心配してたのですね。」

ガロード「そうだ、あと一つ仕事があった!!」

ゴチンコ「なんだ?」

ガロード「マンドラゴラをプラトー教教会へ運ばないと。」

ティファ「どうするの?」

ガロード「ま、見るまでお楽しみってことさ。」

ガロードはジュジュをおんぶし、すでに縛られていたVボスとマンドラゴラをシャギアとオルバが引きずり、
MS隊にバルチャー艦の監視を任せ、プラトー教会に向かった。