第7回:B
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修学旅行まで後一週間を切った2003年10月某日
「魂のルフラン」を無限リピート再生している時に携帯が鳴る、
見慣れぬ番号に間違い電話かと思いながら受話器を取る。
管:「もしも」
?:「こんばんは、フィちゃんだよー!!」
管:「失礼ですが、どなたですか?」
?:「フィちゃんだよ、フィちゃんー!!、もう忘れちゃったの?酷いなぁ」
管:「私の小説のフィ・デ・ギレオレと?」
自称フィ(以下フ):「そう、その通り!!」
管:「イタズラも度が過ぎるとな、大体。幾らなんでもイメージが違いすぎるんじゃ」
フ:「もうっ、本人の言う事も信じられないの?」
管:「はぁ」
フ:「もうっ製作者としての心意気がなってないなぁ、今も窓の遠く彼方から
あなたを見てるんだから」
管:「アンタはスパイか何かか。もう良い、ルーンは?」
フ:「霊媒師として覚醒する為の修行に出かけたよ
何でも机の上から沸いて出て来ることを目標にしてるとか」
管:「・・・レナは?」
フ:「今頃はきっと、陸上、バスケ、ソフトボール。そして柔道の助っ人さんに出てるかな〜?
電脳世界の話だけどね」
管:「ネットゲーかい。ヴェントさんは?」
フ:「あのラリった刀剣男は現代の武蔵になるって言って巌流島で200人斬りにチャレンジ中
取材に来たマスコミから何まで片っ端からぶった切ってるから警官隊、
ううん機動隊か自衛隊が見れると思うな」
管:「最悪だ。コバヤシさんは?」
フ:「天空城を探して空賊の頭になってて、その道じゃ大分有名らしいよぉ」
管:「一応聞いておくがあんたは?」
フ:「よっくぞ聞いてくれました。私は天下の名探偵、ある御方の特命であなたを監視してるんだなぁ」
管:「切るぞ」
フ:「権力を盾にするんだね。そういうことんだぁ」
管:「・・・要求は何だ」
フ:「ズバリ言うと。私の出番をもっと出して欲しいって言う事。もしもこの要求が飲み込めない場合」
管:「飲み込めない場合?」
フ:「このサイトを爆破しまーす(はぁと)」
管:「ガチャッ!!」
この後、彼女からの連絡は今の所無い。
(2003‐10‐15)