発行:日本共産党上田市議会議員 金井忠一 第212号 平成23年11月号

休日歯科救急センター開設

上田小県歯科医師会館内(上田市図書館駐車場東側)に

「地域医療再生計画」により事業実施

 上田小県歯科医師会の、かねてよりの計画を「上小地域医療再生計画」の中で具体化して、事業を計画したものであります。
事業費は2,700万円であり、11月6日に竣工式が行われ、13日から開設することになりました。

念願の市民要望が実現する
・・・急に歯が痛くなった時など安心して掛かれる・・・

 最新の治療設備を備えた歯科救急センターであります。 将来にわたり休日歯科救急センターとして、上小地域で機能し、住民が気軽に利用できる環境整備を行い、長く愛されるセンターとして今後の利用が大いに期待されています。
開所した「休日歯科救急センター」診察室:11月6日(休日歯科救急センター)
場 所 上田市材木町1−3−6
上田小県歯科医師会管内(上田市図書館駐車場東側)
・電 話   0268−24−8020
・診療日   日曜・祝祭日、年末年始、お盆
・診療時間  午前9時〜午後3時
今までは上田・小県地域の各歯科医院がローテーションでそれぞれの医院で行っていました。住民からは、いつどこでやっているか場所がわからず不便をしていました。今度は場所が決まり、救急センターに行けば緊急の歯の治療を受けることがでるようになりました。住民にとって大変有難いことであります。

栄村復興支援バス

大地震(3月12日)後の復興状況と今後の村の対策を視察

斎藤副村長と懇談し現地を視察

11月2日・3日と3月の大地震で被害を受けた長野県北部の栄村に、共産党上田市議団の3人(渡辺、久保田、金井)と、高村京子県議会議員含め総勢17人で視察をしました。  役場庁舎で、公務で不在の村長に代わって、斎藤家富副村長から被害状況や、今後の村の復興対策について約1時間親切丁寧に説明を受けました。 その後、バスで村内の被害地域や復興が進んでいる現場を直接視察しました。現在でも、いたる所で道路のひび割れが。これから冬に向かって大雪が降る場所であり、橋の工事や住宅新築等が急ピッチで進められていました。

被害は甚大であったが地震による死亡者は無かった

924世帯の中で、全壊が被害は甚大であったが地震による死亡者は無かった33棟、半壊が169棟、一部破損が486棟。現在、約100世帯が住宅新築を希望している。 村営住宅は40戸あるが、どうしても入居したい人が33世帯ある。農地及び農業施設の被害額は約23億3千万円、畜産・菌茸関係の被害は約8億2千万円。上下水道は約4億円、道路関係は約16億1千万円、村営住宅は約4千万円の被害額であった。北部地震は、家屋等の全壊や半壊、道路の亀裂、橋梁の損壊をもたらし、大動脈の国道117号線は青倉地区の栄大橋が被害を受け、大型車は通行止め、普通車は片側通行となり、その上の中条川山腹崩落により土石流が発生した。震災後の避難生活によるストレスや過労が原因となって、震災関連死に3名認定されたが、地震による直接の死亡者は無かった。 ・・高齢者の皆さんに感謝し今後の村政を推進していく・・  村の人口は2,261人であるが、65歳以上の高齢化率は45,47%と2人に1は高齢者の村である。一人暮らしの高齢者は254人(27,79%)、二人暮らしが164人(17,94%)という状況である。副村長の、村を支え頑張ってきて頂いた高齢者に感謝して、31ある集落のコミュニテイー を今後も大事にしていくという行政の姿勢に敬服をしました。

本格的な復興はこれからである

 村営住宅に入りたい人が33世帯いる。将来にわたって集落のコミュニティーが維持できるように、 また、高齢者の皆さんにも暮らしやすい住宅として、今まで住んでいた場所やなるべく近くに平成24年秋に向けて村営住宅は作っていく方針。

10月の主な相談(81)

★新潟県で離婚し上田に来た。その後夫も亡くなる。住所の移動もしてない。国民健康保険証もなく知り合いもなく生活できない。・・・まず、住所移動をするよう指導。その後福祉課に行って生活保護等の対応をすることにした。
★73歳になるが、乳がんの手術をしてから具合が悪い。今まではアルバイトなどしていたが、無年金であり生活ができない。・・・福祉課に再度行くよう指導。一人で行ったが、貯金が20万円ぐらいあるのでそれを使い3万ぐらいになったら来るように言われ帰ってきた。どうしたらいいか。・・・当面まず医者に通いながら1ケ月経ったら連絡を貰い、一緒に福祉課に相談に行き対応することに。
★病気があり仕事がない。生活資金を社会福祉協議会に申請したが、色々言われていて、2ケ月経ってもどうなったのかわからない。医療費もなく心臓の病気もあるが5月から医者にもいけない。何とかしてもらいた。・・・一緒に市の社会福祉協議会に行き、当面の生活資金の申請をした。その後、福祉課で、医者に行くための申請をした。通院もして、仕事を探し自力で生活できるように援助した。

今月の予定
11月25日 上田市功労者表彰式
27日 学童保育講演会(上田市中央公民館)
28日 12月議会召集日
30日 人間ドッグ(上田生協診療所)
12月2日 国分自治会代議員会
4日 国分自治会役員・隣組長「合同慰労会」
12月5日〜 市議会一般質問
12日 市議会「厚生委員会」
15日 市議会「会派代表者会」
17日 国分自治会「臨時総会」
19日 上田市「新産院」建設場所現地視察▼議会最終日(委員長報告、質疑、討論、採決)
21日 信州上田医療センター「地域医療諮問委員会」
22日 小規模多機能施設「国分の家」運営推進会議

父の墓参りで
10月2日は父の56回目の命日であり、お団子を作り、花を買って妻と共に実家のある「室賀のお墓」に行って線香をあげてきた。墓誌を見ていたら、亡くなった祖父母の名前も掘ってありしみじみ見てきた。6歳の時から、父親代わりになって育ててくれた祖父や、いつもお風呂に入れて貰って体や頭を洗ってくれた祖母の事を思い出しながら手を合わせた。子供のころは、お墓は怖いところのように思っていたが、年をとってくるとそうでなくなる。 一緒に暮らしていた祖父母のことが思い出され懐かしくなった。しかし、父の思い出は、私が小学校に入る前に亡くなったので、充分に思い出せなかった。寂しい気もしたが、祖父母に愛情一杯に育ててもらった事に感謝してお墓を後にした。(感謝)