2月1日、上田市議会「地域医療再生特別委員会」(金井忠一委員長)は信州上田医療センターとの懇談会を行いました。
当日は医療センターから森院長、大沢副院長、小林事務部長、江原看護部長が出席しての懇談でした。
平成22年10月、信州大学第2内科准教授吉澤要先生が赴任し地域医療教育センター長に、平成23年1月に信州大学脳外科准教授酒井圭一先生が赴任し副センター長になり、信州大学医学部の実践的研修等の出先機関的役割を持つようになりました。平成23年は初期研修医も2名になりスタートしました。平成24年度の見通しは、4月に産婦人科医1名、小児科医1名、初期研修医2名が入り、4月1日には常勤医44名(初期研修医4名)でスタート出来る予定となっています。
さらに、10月から産婦人科医1名、麻酔科医1名、呼吸器科医1名が予定されています 平成24年は「地域医療再生計画」の要になる年でもあり、麻酔科、産婦人科、放射線科、救急部、乳腺内分泌外科、眼科の常勤医を確保していきたいということであります。 今後、ハイリスク出産を再開し周産期医療の充実と、4月に隣接の敷地内に開院する「上田市産科婦人科病院」との連携を目指すと共に、「がん診療拠点病院」の認定を受けていきたいという方向が、院長から話されました。
地域医療再生計画は、平成21年から25年までの計画であり、国からの基金25億円を基に現在の事業が行われています。
しかし、計画の終了する26年からは行政の財政的なバックアップがどうしても必要であります。今後、上小地域の中心である上田市の果たす役割が、一層大きくなっています。
現在、信州上田医療センターでは、心筋梗塞や脳卒中などの患者は24時間対応ができる状況になっています。数年の間に50人、60人の医師の体制ができるようにすることが求められており、医師を励ます市民の応援が大事な時になっています。
1月23日、共産党上田市議会議員団(4人)で浜岡原子力発電所を視察しました。発電所は、駿河湾に面しており、御前崎の先端にありました。港をもたない発電所で遠浅の砂場が10Kmも続き、面積は約50万坪という広大なものであります。 当日は、中部電力の上田営業所から総務の担当者も同席しました。「原子力館」で説明を受けた後、広大な敷地の中にある原子力発電所を車で移動し、異常と思うほどのチェツクがされている警備の中を発電所の施設内を案内して頂きました。
想定東海地震、東南海地震、南海地震の3つの地震が同時に発生する大規模な地震〈マグニチュード8.7〉を考慮して、検討がされているということでした。3.11福島の事故以来、30項目の新たな対策工事を1千億円かけて平成24年12月までの完成めざし、色々な工事が急ピッチで行われていました。 現在、1号・2号機は平成21年1月30日で運転を終了し廃止措置中であり今後30年かけて更地にしていくということであり、3号機は定期検査中、4号・5号機は平成23年5月13日から、国の停止要請を受けて停止中であり稼働しているものはありませんでした。しかし、発電所内には現在でも、3,200人が働いているという状況でありました。
中部電力の原発依存度は14%であり、水力が9%、火力が77%であります。現在日本にある原発54基中、事故や定期点検などで稼働しているものは3基だけになりました。(1月30日現在)原発の全出力の10.3%しか発電していません。 それでも日本の電力は賄えています。真夏、真冬の最高消費時でも、住民の節電の努力などにより不足はしていません。 これまでの電力需要のピークは約1億8千万kw(2001年7月)です。仮に全原発(約5万kw)がとまっても、原発以外で約2億kwの発電設備容量(発電能力)があり、住民の皆さんの節電への努力もあり、大きな問題は今までは起きていません。今後、いつまでも原発に依存していれば、原子力発電所は稼働していなくても、定期検査等で浜岡原発だけでも3千人を超える皆さんが働いており、これから電気料金の値上げに跳ね返ってくることが予想されます。
原発事故は、福島の状況を見ても分かりますように、自動車事故などとは違う「異質」の恐ろしさがあります。
国民が安心して安全に生活できるためには、「異質の危険」がある原発から脱却し、太陽光・水力・風力・地熱・バイオマス等を利用した自然エネルギー中心へ計画的に切り替えていくことが求められております。上田市は日照時間等も長く自然エネルギーの宝庫であります。福島の原発事故とその後の対応や、住民の皆さんの今後も続く長い避難状況等を見れば、原子力発電所の廃炉に勝る安全対策はありません。
★隣接している農地を求めたいが、下限面積が足りなく買えない。・・・農業委員会と協議し現地調査をした。該当地は現在耕作している畑の隣接地でもあり、耕作者が農地として一体的に利用できるということで、農地を取得ができることになり、一連の手続きを進めることになる。
★市が廃水路工事をした時に、田の土手を大きく削ったため土手が丈夫でなくなり崩れそうなので、きちんと対応してもらいたい。・・・工事担当の土木課と現地確認をし、崩れないよう丈夫な工法で再度土手を整備することに。
★耕作している畑の隣接の樹木が大きくなり危険なので処理してもらいたい。・・・担当課と耕作者に現地でたちあってもらい対応を協議。少しずつ出来るだけ整理をしてもらう事に。
農地の取得について
農地(田、畑)は一定程度の面積を所有や耕作をしていないと取得できません。それは農地の分散化を防ぐためでもあります。しかし、現在耕作している土地の隣接で、一体的に利用できる場合で、その人以外に利用できない状況の場合などは、下限面積がなくても取得することができる事があります。
問い合わせは「農業委員会事務局」まで
今月の予定
2月27日 | 市議会3月定例会召集、国分自治会代議員会 |
3月5〜7日 | 市議会代表質問・一般質問 |
9日 | 神川小学校歴代正・副PTA会長会議 |
11日 | 原発ゼロ3・11長野県大行動 |
13・14日 | 市議会「厚生委員会」 |
20日 | 神川地区振興会「定期総会」 |
21日 | 信州上田医療センター「地域医療諮問委員会」 |
22日 | 市議会最終日(委員長報告、質疑、討論、採決) |
23日 | 第34回陽だまりネット相談会 |
24日 | 上田市立産科婦人科病院竣工式 衆議院3区「いわや昇介」事務所開き |
雪の金沢「兼六園」へ
1月30日は妻の誕生日だった。当日はいくつも会議等が重なり忙しくて食事にもいけなかったので、2月5日に雪つりで有名な「兼六園の松」を見に車で行って来た。例年に増して北陸地方は大雪で、辺り一面白銀の世界であった。冬の兼六園は初めてであり、名物の雪つりは見事でした。観光客も多く写真を撮っていました。片山津温泉に泊まり、ゆっくりお風呂に入り、冬のカニを一杯食べて帰ってきました。家族の事や今後の事についても話ができ、とてもいい思い出になりました。リフレッシュしたので、もっともっと市民の皆さんのお役にたてる様頑張らなくてはという気持ちになりました。寒い日が続いてはいますが、春も近づいています・・・。