発行:日本共産党上田市議会議員 金井忠一 第217号 平成24年4月号
上田市立産婦人科病院が完成
・・・長年にわたる市民の皆さんの要望が実現・・・
金井忠一議員の議会での質問と産院移転新築の経過
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全国に一つだけの公立の「上田市立産婦人科病院」 |
・・一貫して上田市産院の存続と移転新築を提案・・・
- 2005年(平成17年)8月末に信大医学部から産院医師引き上げの通告。市長は「閉院もやむを得ない」と述べる。
- 「『いいお産』を望み上田市産院存続を求める母の会」の署名運動始まる。
- 12月議会 上田市産院の存続について質問
- 12月27日 共産党議員団が市長と産院問題について懇談。
- 2006年(平成18年)1月24日 「産院存続していく」との正式発表。 署名数合計95,671筆集まる。世論の大きな盛り上がりの中で存続が決まる。
- 1月24日 「厚生労働大臣に要望書提出」し、厚生労働省の母子保健課と看護課に産婦人科医師確保等について要望。
- 2月議会 産院の今後の医師の状況について質問
- 4月 広瀬健医師(現在の院長)を常勤医として採用。
- 12月議会 上田市産院の移転新築と今後の体制について質問
- 2007年(平成19年)
- 6月議会 助産師の活用と移転新築について質問
- 12月3日 長野病院新規出産の受付休止に。
「子ども・子育て新システム」の問題点
政府は3月30日の閣議で、市町村が保育の実施に責任を持つ現行の公的保育制度を解体し、保育を市場化・産業化する「子ども・子育て新システム」関連3法案を閣議決定しました。
今国会に、消費税増税法案と共に提出、成立させる予定です。
市町村の保育実施義務をなくし自己責任に
- 現行制度では、市町村は保育が必要な子どもを「保育所で保育しなければならない」とする児童福祉法第24条に基づき、保護者が市町村に申し込みます。ところが全員認可保育所に入れないので全国的に問題となっているわけです。
- 「新システム」では、保護者が個別に施設に申し込むわけですから、市町村は結果を知りようもなく、自治体が待機児童を把握しなくてもよい仕組みが新制度であり、待機児童は解消されるのではなく、放置されるのです。
- 「新システム」では利用者と保育施設の直接契約が導入され、市町村の保育義務がなくなります。施設に入所できないのは、市場における利用者と施設との契約上のミスマッチということで個人の責任になります。
- 新制度では、保育所運営費や施設整備費がなくなり、親の就労に基づく個人給付に変わることから、過疎地を抱える地方では保育所の運営が成り立たなくなり、統廃合が進むことが考えられます。新制度で大都市の待機児童の解消は期待できずに、なぜ制度を変える必要があるのか、国民や保護者の疑問の声は一層広がるでしょう。
消費税の増税が財源に
- 「新システム」は消費税増税と一体で導入されることからも、所得の少ない子育て世代には打撃にしかなりません。
- 「社会保障と税の一体改革」で「新システム」は消費税を財源にするとされました。これは、消費税を増税しない限り、子育て支援策は充実しないことを意味します。しかし、所得の低い人ほど重い負担となり、生まれたばかりの子どもにもかかるのが消費税です。そもそも子育て支援とは相反します。
- 「新シテムテム」では、市町村は来どもの保育の必要性を認定し給付します。結局、給付抑制の圧力が働き、認定も厳しくなることが予想されます。高齢者の医療、介護、年金にも消費税収入を使うとされているので、財源が足りなくなると、消費税を上げるか、給付を削るしかありません。消費税の社会保障目的税化は社会保障給付を抑える方法なのです。
無責任な制度改悪に
- 「新システム」では保育施設が増えるかどうかは、市場への事業者の参入任せです。現行の施設整備費が廃止されるなか、認可施設が増える見通しはありません。
- 政府が待機児童の受け皿にしようとしている「保育ママ」は、賃貸マンションの一室などでの保育が想定されていて、面積基準も地方任せです。民主党が掲げていた、「幼保一体化による待機児童解消」も「二重行政」の解消も新制度では実現せず、制度を変える根拠は破たんしています。
公的責任で認可保育所を計画的に整備すること
- 大都市の深刻な待機児童問題は、子育てと仕事の両立を阻害し、認可保育所に入れない家庭では、第2子以降の出産をためらうなど少子化に拍車をかける要因になっています。
- 解決の方向は、各地方自治体からの意見書も求めているように、「公的保育制度の堅持・拡充」による、安心して預けられる質の確保された保育所の増設にこそあります。
- 少子化克服のために、不安定雇用や長時間労働をなくすなどの「ルールある経済社会」への改革が必要です。
孫の小学校入学式
長女の二男が神川小学校に入学した。
昨年買ってやったランドセルをしょって、ピカピカの1年生だ。
泣き虫だった孫だが、いつの間にか大きく、たくましくなったとしみじみ感じた。
毎日、4年生の兄ちゃんと一緒に学校に行く。
友達を大勢作り、皆と仲良くして、運動も勉強もいっぱいしてたくましく成長してもらいたいと願う。
孫のためにも、原発のない安心して生活できる、平和な社会を目指さなくては。
これからが、じいちゃんの踏ん張りどこだ。
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孫がピカピカの1年生に=4月4日、我が家の玄関前で |
3月の主な相談(85)
★県営住宅の新築事業について地元自治会長や役員と、県庁の住宅課に出向き、高村京子県議と共に今後の予定を伺い説明を受ける。・・・予算がつかないので、今までの計画どおりに進まないとの説明。それでは自治会は困るので、地元に直接来て状況を詳しく説明をすることを要請。日程が調整され担当者が来て説明会が開催される。
★住宅新築の借金があるが、具合が悪くて働けなくなり収入もなく返済ができない。どうすればいいか。・・・市の生活環境課に市民相談室があるのでまずそこに行き、破産等も含めて相談するよう助言する。
★今まで田を耕作していたが、周りが住宅に囲まれてしまった。入口の確保など今後どう対応等すればうまくいくのか。・・・専門家に相談した方がいいので、不動産関係者を紹介し、現地を見てもらってから検討することに。
知って得するコーナー(100)
市民からの日々の相談から、皆が知っていた方が為になることの「コーナー」で、今月号で100回になりました。
上田市住宅リフォーム補助事業
個人住宅の増築や修繕等(風呂やトイレ、外壁張替え、畳の入替え、サッシの取替え等)で、対象工事費20万以上。最高限度額は20%で10万円。
(例)対象工事費40万円 40万×0.2=8万円(助成額8万円) 受付開始 平成24年5月7日から。募集件数約500件(予算5千万円)
詳しいお問い合わせは 建築指導課まで
今月の予定
4月23/24日 |
▼上田市議会4月臨時会、正副議長就任祝賀会 |
26日 |
▼小規模多機能型施設「国分の家運営推進会議」 |
27日 |
▼国分自治会代議員会 |
5月1日 |
メーデー |
3日 |
憲法記念日「上田駅前街頭宣伝」 |
9日〜17日 |
ドイツ・デンマークへ「環境・福祉の視察」 |
19日 |
上田東高等学校同窓会総会 |
22日 |
上小やまびこ会定期総会(健康プラザうえだ) |
25日 |
第36回陽だまりネット相談会 |