発行:日本共産党上田市議会議員 金井忠一 第218号 平成24年5月号

上田市議会4月臨時会開催される

4月23日・24日に行われ、「厚生委員会の委員に選出」(連続18年目)

議長選挙に立候補

 議長選挙には神川地域選出の尾島勝議員(3期・9年)と同じく神川地域選出の金井忠一議員(5期・17年)2名が立候補し投票になりました。結果は尾島議員23票、金井議員8票で尾島議員が議長に選出されました。
 上田市議会では、今までの議員年数や経験等が考慮されて選出されるのでなく、大会派の意向による数の論理に基づいて、前もって会派間で「調整」がされ事前に決められてしまいます。議長選挙を行う前に、すでにほぼ結果がわかっているのです。
 しかも問題なのは、一部の政党所属の議員については、議員経験も長く実績や人柄が評価されている有能な議員であっても、議長や副議長にはさせないということが、今まで長く続いております。誠に残念なことであります。 このようなやり方で、上田市議会の議長や副議長、監査委員が決められてしまって果たしていいのかと、今まで常々考えておりました・・・。

議長選挙における所信表明

4月23日に行われた臨時市議会の議長選挙における金井忠一議員所信表明の全文

公正な選挙にするために立候補決意し所信表明を行う
 金井忠一議員は今回初めて議長選挙に立候補し、議場において堂々と所信を述べました。なぜ議長に立候補するのか、今まで行われてきた議長選出の問題点等と、これからの市議会運営等についての考えを述べ、全ての議員に対し支援を訴えました。

  この度、上田市議会議長選挙に立候補いたしました金井忠一でございます。
  立候補にあたり、私の考えの一端を申し述べさせていただきます。
 私は、平成7年4月に市議会議員として初当選して以来、竹下市長、平尾市長、母袋市長と常に市民の立場から真剣勝負で議員の職責をまっとうしてまいりました。間もなく、5期目の17年を経過しようとしております。
 さて、今日の日本社会は、政治・経済・金融・外交、どこをとっても、明るい展望が見えない、閉塞感の中にあります。
 とりわけ、年中行事のように首相交代する政治に不信と不満は大変大きなものがあります。
このような中で、住民に身近な地方自治体と地方議会の果たす役割がますます重要になってきています。
 これからの上田市議会においては、昨年から始めた「議会報告会」の充実や、議会基本条例の制定に向けた調査研究、議会情報の積極的公開、議会改革のさらなる推進等多くの課題が山積しております。
私は、その一つひとつの課題をきちんと進めながら、市民の皆さんの負託にこたえられるような上田市議会にするために全力をつくしてまいりたいと思います。
 さて、議長選挙ですが、これまでの議長や副議長選挙では、5期も6期も議員をやってきた経験と見識のある有能な先輩議員ではあっても、所属する政党や会派により、議長等の選出が左右される傾向も一部ではありました。
残念なことであるとともに、議会が民意に応えていく上でも「上田市議会の常識」が、これでいいのか検討すべきと常々考えてきました。
今回の議長選挙に立候補したのも「この常識を」問い直すためでもあります。
私は、上田市議会として、会派にこだわらず、適材適所に心がけながら少数会派の意見も十分に尊重して、一人ひとりの議員の力が多いに発揮できる議会にしていきたいと考えております。
 そして、真の二元代表制の確立を目指し、市民の負託にこたえられる上田市議会として、31人の全ての議員の皆様と共に力を尽くしてまいりたいと考えております。
 私は、これまでの経験を生かしまして、上田市議会のさらなる前進にため全身全霊を尽くしてまいる決意であります。
 皆様のご理解、ご支援を心からお願い申し上げまして、所信表明とさせていただきます。

4月の主な相談(86)

★市の公共工事により、借家で経営している工場が一部取り壊され、移転しなくてはいけなくなってしまった。市からの補償は出るが、移転に対して多くの出費がありもう少し補償費を上げてもらいたい。・・・担当課に行き、課長、担当者と話をして、補償費の増について提案し検討してもらった。協議の結果、増額することになり、本人との話し合いを再度行い補償費について同意をして頂く。
★耕作している畑に応接マット等が不法投棄され、困ってしまった。このままでは、さらに色々なものが捨てられてしまう恐れがあり何とかしてもらいたい。・・・廃棄物対策課に伺い、課長に状況を話し、上田市の方で片付けることになり、早急に対応してもらった。
★プラスチック関係のリサイクルの仕事を始めた。仕事の拡大を目指したいが、系統の大手の会社に話してもらい、何とか仕事を少しでも戴けるようにして、事業の拡大を目指したいので協力をしてもらいたい。・・・知り合いの会社の工場長にお願いし、面接をしてもらった。早速下請けの仕事を出してもらい、事業拡大ができることになった。
桜が咲いた信濃国分寺境内の三重塔と鐘楼=4月21日



「運動も勉強も頑張れ」と孫に話す
久しぶりに長男の子供を誘って焼肉を食べに行った。
中学1年生と2年生になる2人の孫は、サッカーのクラブに入り夢中で毎日飛びまわっている。
中学生の成長盛りであるので、沢山の肉を注文して食べていた。
食事をしながら、中学では運動も、勉強も一生懸命にやることについての話をした。
「じいちゃんは、6歳のときお父さんが亡くなってしまったので、
お母さんと一緒に小学生の時から仕事をしながら学校に通い、
勉強は毎朝お蚕の桑を採りに行く前に起こされ、朝4時頃からやったこと。」
「稲刈りの時は歴史の教科書を田に持って行って、
休憩中に田の土手で歴史の年号を一生懸命に覚え次の日の試験に臨んだことなど」を話した。 
5月の連休には田植えの準備の肥料撒きをした。
孫にも仕事を手伝わせて行った。
家族皆がこれから一年間自分の食べていくお米を、協力して作ることは大事なことである。
夜、ビールを飲みながら、50年も前の懐かしい苦労に思いをはせながら、
孫の成長を楽しみにして、酒に酔ったじいちゃんだった。

孫の小学校入学での内祝いとして頂いた花=自宅玄関
知って得するコーナー(101)

障害者等の車の有料道路の料金は5割引に
 障害者自身が運転する自動車(本人または生計を同じくする人が所有している自動車です。営業用は除かれます。)で有料道路を利用するときは料金が半額になります。障害者の移動のために、介護者が運転する自動車で、本人または生計を一にする人が所有する場合も割引の対象になります。また継続して日常的に介護している人が所有する自動車も割引されます。・・「お問い合わせは福祉課まで」・・

今月の予定
5月25日 市議会厚生委員会「所管事務調査」
26日 田植え、国分自治会代議員会
27日 上田市消防団「第10分団ポンプ操法大会」
大屋自治会「市政懇談会」
30日31日 共産党会派「行政視察」(岐阜県可児(かに)市)
6月4日 上田市議会6月定例会召集
5日 上田バイパス第二期工区「用地説明会」
11日〜13日 6月市議会「一般質問」
17日 神川地区公民館「ソフトボール大会」
18日 6月市議会「厚生委員会」
24日 上田市消防団「ポンプ操法大会」
25日 市議会最終日(委員長報告、質疑、討論、採決)