発行:日本共産党上田市議会議員 金井忠一 第221号 平成24年8月号

原水爆禁止「2012年・世界大会」(広島)に参加

・・・被爆67年、原発依存からの脱却と自然エネルギーへの転換を・・・

全国から7,200人、上田から10人参加する

 上田市からは、上田市職員労働組合、東信医療生活協同組合、高校組上小支部、上小地区原水協、上小平和委員会、日本共産党などから10人が代表として参加。また、今年の大会には3.11で原発事故にあった、福島県浪江町長・馬場有町長が分科会で浪江町の惨状を特別報告しました。閉会総会でも挨拶。

被爆者の高齢化が進み平均年齢が78.1歳に

 この1年間、世界の核兵器廃絶をめぐる動きは、2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、ウイーンであった第1回準備委員会では、核兵器保有国は核軍縮に向けた新たな取り組みを示すことはありませんでした。現在、被爆者健康手帳を持つ被爆者の平均年齢は3月末で78.1歳です。
被爆者の数は、21万830人から8,580人減りました。核兵器廃絶を願いながら、老いを深めているのであります。

小学校4年生の孫と参加=8月5日、原爆ドーム前
原発の再稼働でなく自然エネルギー対策に力を

 昨年の3・11福島原発を受けて、ドイツ、スイス、イタリア等世界の流れは脱原発に向かっています。デンマークのように以前から国会で原発を使用しない決議をしている国もあります。福島原発のようなことが、他の施設で起こる不安を抱えている中、再稼働は行うべきでありません。太陽光や太陽熱、風力、バイオマス、中小水力、地熱等の自然エネルギーを利用して、安全な生活を構築していく事こそが求められております。

「ドイツ・デンマーク」視察報告(第3回)

・・・世界の「環境都市」ドイツ・フライブルク市の施策・・・

ヨーロッパ最大のソーラーシステムの研究所がある

ヨーロッパ最大のソーラーシステムの研究所がある
フライブルク市は人口22万人で、1,400年もの歴史ある街であります。今、世界から「環境都市」として注目されています。学生が3万人もいる「学生の街」でもあります。
ヨーロッパ最大のソーラーシステムの研究所があり、現在、1,500人の人が研究者として養成されています。
ドイツでは、昨年の3.11の東日本の原発事故を受けて、国の方針として脱原発に方向を変えており、多くの自然エネルギー関係の会社ができてきています。それにより、新たな多くの労働者の雇用が確保されてきていることは注目されます。

行政が自家用車を持たない生活を推奨している

フライブルクの環境を守るために、車社会の行き過ぎを抑え、自転車、電車(トラム)を利用するように推奨しています。
電車は家庭で1枚5,000円の券を買えば、1ケ月家族が誰でも自由に乗ることができます。
1台の車を持っているときに掛かる諸々の費用を勘案して、1ケ月5,000円の単価を決めたということであります。
 市民の暮らしの中に、日常的に交通機関が利用され活かされています。電車はいつも大勢の学生や、市民が乗っています。
それにより、市の財政的支出も少なくなるとともに、自家用車の台数も減り、フライブルクの環境が護られてきています。

交通全体の3割が自転車を利用

自転車は専用レーンを作り、交通全体の33%が自転車を利用してきています。朝の通勤時も含めて、いつも車道の隣の専用レーンは自転車が走っています。なんとドイツでは、雨が降っていても、平気で自転車が利用されております。
 自転車専用レーンは、市内に全長450キロあります。大気汚染物質が減り、環境が良くなってきている現状があります。

電車(トラム)・・市街地をいつも走り、月5千円の券で家族だれでも自由に乗れる。緑化軌道(線路の間が芝生で緑になっている。)で雨水の浸透ができて、振動防止にもなっている。
軌道の両側は、人口5千人の住宅地であるが静かである。
環境を守るため市街地に車を入れないようにしている

市街地の周りには「P−R」の看板が多くあります。それは大きな無料駐車場であります。街中に買い物などに行く人は、車をこの駐車場に入れて、電車で市街地に入っていくのです。  二酸化炭素をなくす環境対策がきちんと行われております。市街地は、ミュンスター大聖堂を中心に、市民が自然と街中 に集まように都市計画がされており、多くの若者がのどかに語らっている広場が数多くあり、ゆったりとした美しい街です。

パークアンドライドシステム・・市街地に車を入れない為に郊外に大きな駐車場を作り、ここに車を入れて電車で市街地に。
ミュンスター大聖堂(右に建つ大きなな建物)の周りは朝市の出店で一杯である。近隣の町や村から、牽引車で車を引っ張ってきて、テントを張り店を出している。お昼ごろまで。市民の他に、国境を接しているフランスやスイスの観光客も多い。


「原水爆禁止世界大会・広島」に孫と参加
私には6人の孫がいる。小学校4年生になると、広島や長崎の「原水爆禁止世界大会」に連れていくことにしている。今まで2人の孫を連れて行った。今回は、長女の子どもの神川小学校4年の孫と参加した。
暑い8月の炎天下の中を、汗をかきながら歩いて原爆資料館や、原爆ドーム観ると共に、各種の慰霊碑をめぐった。孫は戦争の恐ろしさや、原子爆弾の恐ろしさを学んだことだろう。2度と戦争をしてはいけないこと。世界も日本も家庭も平和であり、原爆の使用というようなことが、今後絶対起きない世界を創る必要がある。小学4年生の孫が、直接自分が学んだことを生かして、これから一生懸命に勉強も運動もして、世界平和の担い手になってもらいたいと願った。

知って得するコーナー(104)
学生は国民年金保険料が申請により猶予される

国民年金は20歳になったときから被保険者となります。申請により在学中の保険料の納付が猶予される制度「学生納付特例制度」があります。
 猶予された期間は追納しないと年金額がゼロになります。保険料が追納できるのは10年間です。
詳しくは 国保年金課まで

金井忠一後援会「日帰りバス旅行」のご案内

・ 日 時 10月6日(土)午前6時出発
・ 集 合 信濃国分寺史跡公園駐車場
・ 参加費 8,000円
工程 史跡公園駐車場(午前6時)〜岡谷IC〜甲府南IC〜朝霧高原(休憩)〜富士IC〜日本平=久能山東照宮(参拝)〜焼津(マグロずくしの昼食・買物)〜身延街道〜身延山(参拝)〜増穂IC〜岡谷IC〜史跡公園駐車場(午後7時30分頃)   本年度の金井忠一後援会の事業として、今年も「日帰りバス旅行」を計画いたしました。大勢の皆さんのご参加をお願申し上げます。
金井忠一後援会長 中川孝一

今月の予定
8月29日
  
北東9条の会「脱原発学習会・ドイツ」講師
国分自治会「代議員会」
9月3日 市議会9月定例会召集
10〜12日 市議会「一般質問」
14日 市議会「厚生委員会」
16日 *国分自治会「敬老会」
17日 赤旗信州秋まつり(松本市・やまびこドーム)