発行:日本共産党上田市議会議員 金井忠一 第230号 平成25年5月号

「アベノミクス」で本当に生活は良くなるの?

・・・上がり続ける物価高で国民は生活不安に・・・

安倍政権は、デフレ脱却に向けて経済政策の柱となる「三本の矢」を掲げています。

1つ目の矢は「大胆な無制限の金融緩和」

日銀が国債などの金融資産を買い取る形で、金融機関の手持ち資金を増やすことです。しかし、そのお金が国民の手元に向かうのでなく、大量のお金が銀行に余っています。何よりも国民の所得と消費が増える事により、世の中に出回るお金も増大し、景気も回復の方向に向かいます。
しかし、不況の中で、政府は年金給付の削減など社会保障改悪を進めようとしており、国民の所得が増える展望はまったくありません。

2つ目は危機を招く「財政政策」

「大型公共事業」の推進が中心です。補正予算と本予算を合わせると約10兆円です。一部のゼネコンが潤うだけです。 不況の原因は、消費者がモノやサービスを買えなくいなっていることです。この10年間で労働者の給料が良かったのは1997年で、世帯当たりの平均年収は約467万円でした。その後は労働者の所得が減り、現在、405万円前後まで落ち込みました。月収で5万円も失われてしまいました。

3つ目は大企業中心の「成長戦略」

「国際競争力の強化」で、大企業の海外進出を後押しすることです。実際、トヨタ自動車などの輸出大企業は、海外生産を拡大させる一方、国内生産を減らそうとしています。 国内の不況を放置して、大企業の海外進出だけ促進すれば、国内の生産や雇用はさらに空洞化してしまいます。今日の「円安・株高」は、国民の暮らしには恩恵がありません。むしろ、円安は、原油などの輸入品価格の上昇を招き、生活に打撃を与えます。「株高」は、一部の投機筋の利益になるだけで一般国民には恩恵はありません。 安倍政権は、バブル的性格の「回復」の中で、来年4月から消費税を8%に引き上げようとしています。今後、国民の生活はどうなるのだろうか・・・。

カンボジア・アンコールワット遺跡に行って来た

・・・4月8日〜12日まで、妻と共に海外旅行に・・・

今まで、私の議員活動を陰で支えてくれている妻は、一度も外国に行ったことがありませんでした。そこで、今回思い切って一緒に海外旅行をしましたので、その報告をいたします。
カンボジアは人口1,480万人で、仏教が国教で立憲君主制の国であります。熱帯モンスーン型気候で、5月から10月が雨期で11月から4月が乾期です。
雨期を前に行きましたが、気温が30度以上ありました。
汗を流し、何回も水(日本から持参)を飲みながら、広いアンコールワットの世界遺産の見学をしました。

アンコールトム

9〜15世紀のアンコール朝の都城の遺跡です。その中心部にあるバイヨンは、同朝の最盛期を築いたジャヤバルマン7世の時代(12世紀末から13世紀初頭)に建造されたものです。
回廊の壁面には、庶民の生活の様子を彫った浮き彫りが一面にあり、その細かさは見事であり、どれを見ても数世紀前の当時の生活の様子がしのばれました。

水に映る遺跡が素晴らしいアンコールトムの全景¬=4月9日
アンコールワット

アンコール朝の繁栄を象徴するアンコールワットは、12世紀前半に造営されたヒンドゥー教の寺院であります(その後、仏教寺院としても使用)。 南北1,300メートル、東西1,500メートルに達する大寺院で、クメール芸術の代表的な建造物であります。回廊には仏像が置かれており、今なお多くの人々がお祈りをしている聖地でありました。観光客は中国、韓国、ベトナム、ヨーロッパ、日本が多く、地元ガイドの皆さんがそれぞれ同行して説明をしておりました。

歴史のある荘厳な建物・アンコールワットの正面=4月9日
水上生活者の家

宿泊したシェムリアップの南、約10キロにあるのが、東南アジア最大の湖「トレンサップ糊」です。メコン川等が注ぎ込み、水色は黄土色をしています。ベトナム戦争時代にのがれてきた難民の60%以上が住んでいるということであります。
湖の上で暮らす「水上家屋」が一杯あります。「竹」を組み合わせて、その上に「まるた」と「板」で小屋を作り住んでいます。観光客用のレストランや学校もあります。小さな船に乗って物を売りに来る人々(小さな子ども達も)が大勢いました。
カンボジアは、いまだ内戦の影響が色濃く残っており、日本の戦後の生活状況のようでありました。住民はヤシの葉の屋根で高床式の小屋に住んでおり、昼間は暑いためハンモックなどで寝ていました。子ども達は裸足で遊び、私が小学校に上がるまでの日本の農村の生活状況と似ており、悲しい思いがしてきました。私達観光客が泊まる大きなホテルは、小さな地域にまとまって約100軒も建っており、観光産業で外貨を稼ため、ホテルの夜のネオンも東京並みでありました。
しかし、ホテルから車で15分も走ると街灯も無い真っ暗な地域になります。あまりにも現地の住民の生活レベルとはかけ離れており、大きな違和感を覚えました。発展途上国の厳しい現実を目の当たりにして、考えさせられた旅行となりました。

水上生活をしている家々=4月11日、「トンレサップ糊」



妻と二人で初めての海外旅行
4月8日〜12日まで、妻と2人でカンボジア旅行に行って来た。
妻にとっては初めての海外旅行である。
平成7年、私が市議会議員にお世話になってから早いもので19年目になる。
この間、大事な議員活動を陰になって支えてくれた妻に対して、お礼の意味も込めての旅行だった。
同じホテルに3泊して、世界遺産のアンコールワット遺跡を中心に観光をしてきた。
内戦の中から、新生カンボジア目指す国民は、長い苦しい生活を余儀なくされながらも、
明るくたくましく生き抜いている姿があった。
私達のガイドを、3日間も親切にしていただいた地元のキムアンさん(女性)の笑顔がとても美しかった。
いつかまた再会できることを夢見て、シェムリアップ空港を後にした。(感謝)

信濃国分寺12年ぶりの御開帳=5月3日
4月の主な相談(95)
★親も亡くなり、市営住宅を出なくてはいけなくなり困っている。どこか借家を探したいがどうすればいいのか。
・・・不動産屋さんに相談して安いアパートを探してもらうことにした。
★年をとってきたが子どもがいないため、相続についてきちんとしておきたいので協力をお願いしたい。
・・・司法書士と相談して、遺言書の作成等をしながら今後問題の起きないようにすることにした。
★会社に入ることになったが、保証人がいなのでお願いしたい。
・・・本人と面会し保証人になることに。
知って得するコーナー(112)

小規模多機能型居宅介護について

介護保険の要支援から要介護5までの方が利用できます。「通い」「泊まり」「訪問」を組み合わせて利用でき、費用は1ケ月当たり定額制です。困ったことは相談を。
お問い合せは 国分の家 電話 27-2888
今月の予定
5月26日 消防第10分団ポンプ操法大会
6月1日 日本共産党大演説会(松本城公園)
3日 6月市議会招集
7日 信濃国分寺駅利用促進協議会総会
9日 神川地区ソフトボール大会
10日〜12日 市議会一般質問
17日 市議会「厚生委員会」
20日 小規模多機能施設「国分の家」運営推進会議
21日 陽だまり相談会(午前11時から、ハローワーク前)
22日 東信医療生協第29回通常総会
室賀小学校同級会
23日 上田東高等学校「関東同窓会総会」
24日 市議会最終日(委員長報告、質疑、討論、採決