発行:日本共産党上田市議会議員 金井忠一 第235号 平成25年10月号

これからの上田市政の課題は

・・・来年3月30日投票で上田市長、市議会議員選挙が行われます・・・

上田市の市長・市議会議員選挙は、来年3月30日投票で行われます。これからの上田市の課題は何かが問われてきます。
資源循環型施設(統合ごみ処理施設)建設について

ごみ処理施設建設問題は、すでに10年以上経過していますが場所の選定ができません。過去に2つの候補地が上がりましたが、隣接自治体や、自治会等の反対の中で実現されませんでした。今回は3回目であり、上田地域広域連合のし尿処理施設「清浄園」を壊して、その跡地に建設するという計画であります。しかし隣接の4自治会が反対をしており暗礁に乗り上げています。そんな中で、5月20日に資源循環型施設建設対策連絡会(8団体)から、資源循環型施設建設に対する質問書が出され、広域連合長と上田市長は質問書の回答を7月31日に行いました。これから各自治会や関係団体の皆さまとの調整を図りながら意見や要望を伺って、懸念をされている事項については説明していくとのことです。順調に進んでも、これから7年も8年もかかることが予想されます。トップの決断がカギです。

交流文化芸術センターと市立美術館について

総工費130億円をかけて現在建設中であり、来年10月2日オープン予定です。多くの予算を投入しての上田市の大事業であり、完成後の施設利用等の運営管理が今後問われてきます。

信州上田医療センターと上田地域の医療体制について

地域医療再生計画(平成21年度から25年度)により事業は順調に進み、医師数も32名から52名に増員されました。 来年4月からは念願の産科のハイリスク分娩も再開される見通しとなりました。この間、信州大学との連携による「地域医療教育センター」を開設させ、研修医や指導医等の確保がされてきました。また、内科・小児科初期救急センターの開設、休日歯科救急センターの開設、上田市立産婦人科病院の開設、東御市立助産所の開設、地域医療連携ネットワークシステムが構築され、信州上田医療センター、東御市民病院、依田窪病院を中心に、画像診断などの情報が各医療機関と結べるようになりました。今後は、再生計画終了後の平成26年以降、県と信大医学部、信州上田医療センター、上田地域広域連合及び関係市町村の連携による継続した事業展開が求められています。

消費税の増税、社会保障の全面切り下げが始まる

・・・「社会保障制度改革国民会議」の報告書では、とんでもない改悪案が次々と・・・

金井忠一後援会総会・市政報告会=9月21日、国分公民館
消費税が8%に増税される

安倍首相は、来年4月から消費税を5%から8%に増税することを表明しました。今、増税すれば、景気回復どころか、多くの中小業者は倒産に追い込まれ、経済の破綻が懸念されます。

★消費税が導入されて25年経ちました。1989年に税率3%でスタートし、97年に現在の5%になりました。
この間社会保障制度は改悪の連続でした。来年度で国民が納めた消費税の総額は264兆円になります。一方、同時期に法人3税が246兆円も減少しております。消費税は福祉のためでなく、大企業の減税の穴埋めにされてきたのです。
★「税と社会保障の一体改革法」で消費税は来年4月に8%、2014年10月に10%に税率が引き上げられる予定です。
社会保険料の値上げや住民税の値上げ、子ども手当縮減と重なり、2016年度には、年収300万円の4人世帯で年間24万円の負担増になるといわれています。
★中小業者の5割が、消費税を完全に転嫁できないと回答しています。消費税増税が中小業者の経営を破壊していきます。
1997年以降、働く人の賃金が下がり続け、労働者1人当たりの月給は97年のピーク時の37万円から、31万円に大幅に低下しています。年収で68万円の減少です。
一方、大企業は266兆円の内部留保をため込んでいます。さらに、アベノミクスにより株高と円安で益々利益を上げているのです。
医療改悪が次々とおこなわれる


★来年4月から70歳から74歳の医療費の窓口負担を1割から2割に引き上げる予定です。(一定所得以上)お金を5,000円位持っていかないと安心して医者にかかれなくなります。高齢者はだんだん医者に行きづらくなります。
★入院患者の食費負担増が計画されています。入院費のほかに食費もさらに値上げされれば、安心して入院していられなくなります。
★紹介状なしで大病院を受診すると、定額負担を徴収する事になります。
★市町村が運営する国民健康保険を都道府県に移す計画です。
その結果、今でも高すぎる国保税のさらなる値上げが、市民の知らないところで決められる事になっていきます。

介護保険の要支援を保険から外す計画


★介護保険で軽度にあたる要支援1、2の認定者を介護保険から外すことを打ち出しました。(全国で約150万人)
市町村事業に移すと言っていますが、ボランティア頼みです。
専門家のヘルパと異なり、住んでいる自治体によって格差が生じてきます。
★現在1割の利用料を「一定以上の所得」の人は2割に大幅な値上げをする計画です。高齢者の4割が対象になり値上げされる予定です。
★特別養護老人ホームから要介護1、2の軽度者を追い出す方向です。介護保険料は天引きされるが、施設は追い出される。
★施設の低所得者負担の軽減対象を、預貯金や家等の資産により制限をしようとしています。
年金の支給年齢の先延ばしが打ち出される
★年金を今年10月から1%、来年4月から1%、再来年4月から0.5%引き下げます。賃金・物価が上がっても、年金の増額を1%程度抑える仕組み(マクロ経済スライド)を実施する構えです。
★年金支給年齢を65歳から68歳、70歳に先延ばしする。年金課税強化(税の公的年金等控除の縮小)を打ち出す。



稲刈りと父の命日
10月2日は父の58回目の命日であり、妻と長男と室賀のお墓に行き線香をあげてきた。
その足で、母がお世話になっている小諸の特別養護老人ホームに行って来た。
お墓に行って来た事を話しながら帰ってきた。
ちょうど我が家も今年の稲刈りが終わり、新米ができてきた。
父が亡くなった時もちょうど稲刈りの前の忙しい時であった。
小学校入学前の6歳の時であり、校庭運動会の旗拾にも出た。
記憶も定かでないが、葬式を済ませて、悲しい思いの中、急いで稲刈りをやっていたことを思い出す。
稲刈りの時期になると、はるか遠い父の姿と、手刈りの稲刈りの苦労が懐かしく思い出される。

9月の主な相談(100)
★NPO法人上田市民エネルギーが行っている、太陽光発電「相乗り」の事業で屋根を貸してもらいたい。・・・私が所有している2階建のアパート(築16)年の屋根に太陽光を付けるため、建築士と建物の状況を確認して、屋根に載せる事が出来るということで貸せることにした。
★ 工場を経営しているが緊急に製品を置いておく場所が
必要になり、上田市の空いている土地を数ケ月借りたいが何とかお願いしたい。・・・市の担当課の公有財産管理課と協議する。土地の借地料を検討して借りる事になる。
★ 現在住んでいる住宅の隣接地が売りに出た。何とか購
入したいがどうすればいいか。・・・売り主と直接交渉してもいいが、売買契約等あるので、土地の値段等についてもきちんとして購入するよう不動産屋を紹介。
知って得するコーナー(111)
農業を行っている人は確定申告を
農業をしている人は、来年2月16日〜3月15の確定申告をお勧めします。所得税の還付や、国民健康保険の税額にも影響してきます。今から、色々な領収書をとっておき行いましょう。確定申告を行えば、農業を行う上での、肥料や、各種労賃、トラックの車検やガソリン等、色々な控除がされます。
今月の予定
10月27日 長野・山宣会「碑前祭」(吉川春子元参院議員)
29 市議会「議会報告会」(西部公民館)
31 国分自治会代議員会
11月1日 地域医療セミナー(東京)
3 国分自治会代議員会慰労会(鹿沢・休暇村)
6 東信5市議会「議員研修会」
10 信濃国分寺復興会定期総会・御開帳行事慰労会
11 上田市医師会と市議会厚生委員会との懇談会
16 金井忠一後援会マレットゴルフ大会(小牧橋)
23 神川地区自治会連合会正・副自治会長会議
25 市議会「12月議会招集」 上田小県歯科医師会と厚生委員会との懇談会
後援会バス旅行で、黒部のトロッコ電車に=10月6日