図1 岩石に左右方向から力を加える。 図2 岩石は”X”の字状に左上方向から右下方向に伸びる破断面(断層)と右上から左下方向に伸び    る破断面(断層)とが形成される。これらを共役な破断(断層)と言う。左上方向から右下方向    に伸びる破断面は左横ずれの成分を持ち、右上から左下方向に伸びる破断面は右横ずれの成分を    持つ事に注意。 図3 共役な破断面に沿って岩石の破壊が起こる。岩石は力の加わった方向に縮み、それと直角な方向    に膨らむ。(岩石の体積は変わらない) 図4 中部地方の主な活断層分布図。 I:糸魚川静岡構造線 S:境峠断層 A:阿寺断層 Si:白木峰断層 At:跡津川断層    左上方向から右下方向に伸びる断層はすべて左横ずれで、右上から左下方向に伸びる断層はすべ    て右横ずれである。このことから、日本列島には東西方向から圧縮力がかかっている事が判る。     図中の細線は長野県境界