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ダイエット

太っている人の多くは、体脂肪をエネルギーに変える事が苦手である場合が多い
もともと私たちは脂肪よりも炭水化物を優先的にエネルギーにする傾向があるのが、
太っている人の場合、特に脂肪を使う事が苦手。
そういう体質だから、有酸素運動をやっても、なかなか脂肪の燃焼が促されない。
どうしてか。それは酸化酵素のレベルが低いことに原因があったりする。
酸化酵素は、筋中に存在する酵素であり、脂肪を燃やしたりする際に不可欠な酵素である

 この酵素のレベルが低かったりすると、脂肪が燃やされにくくなってしまう。
研究者たちによると、酸化酵素のレベルが低く、脂肪を効率よくエネルギーとして消費 できない理由は、有酸素運動のレベルが高すぎてもだめで、運動の強度が高くなる と身体は優先的にグリコーゲンを消費していく。
つまり、脂肪がエネルギーとしてますます消費されにくくなってしまう。
脂肪をエネルギーに変えていくためには、必ずたくさんの酸素が体内に存在していなければならない。

だから人々は、脂肪を減らす為に有酸素運動を行うわけだが、行っている有酸素運動の強度が高すぎたりすると、それは限りなく無酸素運動に近くなってしまう。
最大酸素摂取量の40%程度の低強度と、70%程度の高強度で運動した場合、体脂肪の酸化(燃焼)が顕著に見られたのは40%程度の低強度で運動を行った時。
高強度で運動を行った場合ではほとんど脂肪の酸化(燃焼)が促進されていなかった
また、休息中の代謝率についても、どちらも休息中に脂肪の燃焼率が上昇するといった結果は得られない。それには筋量を多くする。

運動中に脂肪の燃焼が促進された人たちは、燃焼された脂肪が血液中に放出された脂肪細胞からの脂肪酸ではなく、筋中の中性脂肪や低密度中性脂肪であった。
つまり、脂肪の燃焼は確かに促進されたのだが、それらの運動では脂肪細胞を小さくする事は出来ず、筋中の脂肪が燃やされたということである。

では、有酸素運動は見た目の脂肪を減らす事はできない?
そうではなく、低強度の有酸素運動を長期にわたって続けていけば、まずは筋中の脂肪が減り、やがて脂肪細胞から脂肪酸が放出されて、それが燃やされていくため、見た目の改善に大きく貢献するはず。

結局、脂肪を減量していくのであれば、低強度(ウォーキング・スイミング等)の有酸素運動を気長に行いつづける事が不可欠!!


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