トップ
ページ
上田市議会
質問記録
過去の
忠ちゃん便り
福祉の国
視察報告
プロフィール ご意見ご感想は
こちらまで
NO.156 2007年3月19日
発行:日本共産党上田市議会議員
金 井 忠 一
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/

統合ごみ処理施設の候補地は早期に1ケ所に絞る・・・市長答弁

東山地区自然運動公園隣接山林、川西地区泉池造成地と隣接山林の候補地はごみ施設の適地ではない・・金井議員

・・・統合ごみ処理施設建設について質問・・・
 金井忠一議員は3月7日、3月定例議会の一般質問を行い「統合ごみ処理施設建設について」質問ました。今回の議会では代表質問を各会派から5人、一般質問は21人が行いました。

・・・ごみ焼却施設の客観的適地とは・・・
金井議員は上田市職員として、平成2年から7年まで約5年間、上田クリーンセンターで働いておりました。そんな実際の体験や経験から、今回のごみ問題について研究検討もして、ごみ処理施設の客観的適地について独自の提案をしました。
第1に、十分な水の確保が効率的にできるか。
候補地は水の確保が難しい場所である。最新の焼却炉でもごみ1トン処理するのに、水が1トン以上必要。現在地では井戸を掘って千曲川の水を利用している。計画されている施設で今後水道水を利用すれば、1年に約700万円から800万円の水道使用料が必要となる。

第2に、アクセス道路等があり交通渋滞が起こらないか。
2ケ所の候補地は広域連合内においては最も西の端に位置し、千曲川を越してごみの搬送をしなければならない。遠いところは20キロ以上もある。遠距離になるため、時間内に収集運搬するためには、収集車の増車も必要になる可能性がある。  
なお、収集車は平均1分間に約1台の割合で搬入されてくる。

第3に、ごみ施設は最もごみが多く排出される地域に作ることが効率的。・・・候補地は2ケ所とも農村地帯であり、市内では最もごみの排出量が少ない地域である。

第4に、ごみ焼却施設はいつも市民の目に触れる場所にあるほうが良い。・・・候補地は山の中や、幹線道路から外れ普段は人の目につかない場所である。
庭の隅にふきのとう(ふきったま)が芽をだした=3月10日
第5に、整地や埋土など、今後建設するのに必要以上の金額がかからない場所であるか。
・・・候補地は更地ですぐ使える場所でなく、山林や埋立地による軟弱な地盤であり、造成や建設に余分なお金がかかる場所である。

第6に、クリーンセンター周辺に公共施設があり、効率的に余熱利用や電力の供給ができる場所か。
・・・候補地周辺には、現在あるような高齢者福祉センターやJT跡地に今後建設が予定されている市民会館等がない場所であり、新たな公共施設ができる可能性も低い地域である。

第7に、自然環境に配 慮した場所であるかどうか。
・・・候補地は、山林の中にあり、野生動物などが生息している。また、田園風景などを壊す恐れがある場所である。

金井忠一議員の3月議会一般質問(概要)

・・・提言されている2ケ所の候補地はごみ処理施設の適地ではない・・・金井議員

ごみ問題に臨む市長の姿勢
金井議員 広域連合は上田市の2ケ所を候補地として提言した。提言された下之郷、小泉の自治会と上田リサーチパーク管理組合、塩田平文化財保護協会、日本野鳥の会長野県支部、生島足島神社、ヤマンバの会等地元関係団体から反対の陳情や決議文が出されている。市長はどのような姿勢でごみ問題に対処しようとしているのか。また、どのような推進体制で臨むのか。

母袋市長 広域連合の組織市町村の役割分担を明確にする中で、上田市としての取り組みの強化を図っていきたい。
いますぐ広域連合のメンバーを増やすということでなく、まず方向性をしっかり定めなければいけない。区切りの中で上田市に対して正式な要請をして上田市の職員のマンパワーも借りていくことも必要である。進捗状況の中で年度途中であっても職員体制について考慮していくべきであると考える。

合併特例債の活用をしていく

金井議員 統合ごみ処理施設の建設における、合併特例債の活用についてはどのように考えているのか。

塩野崎市民生活部長 対象事業費の3分の1が交付金となり、残りの部分は一般廃棄物処理事業債と一般財源でまかなう。
合併特例債の要件を備えていると考えられるので、他の特定財源の充当状況をかんがんしながら合併特例債の活用をすることを検討していく。
提言された候補地は適地であると考えている

金井議員 2ケ所の提言された候補地はごみ処理施設には適地ではないと考えるが、市長はどのように思われるか。

母袋市長 すべての条件が整ったと場所を選定することは難しいことである。広域連合の選定委員会において1年6ケ月にわたって周辺環境等かなりの評価項目を挙げて出した結果である。慎重に検討した結果であると受け止めている。そういう経過を経て選定されているので、提言された2ケ所の候補地は適地であると考えている。

住民合意はどこの責任で行うのか

金井議員 候補地の皆さんの合意を頂くことについては、広域連合の責任で行うのか、提言された場所のある上田市の問題として位置づけて行うのか明確にする必要がある。

塩野崎市民生活部長 広域連合は地方自治法で規定された特別地方公共団体である。ごみ処理施設については広域連合の事務とみんなで決めてきている。広域連合から上田市に対して依頼がない中では、上田市があれだこれだということは内政干渉に当たるのでできないと考える。

母袋市長 広域連合の責任において完結していく。2ケ所の候補地に対して、平行して地域住民に話をしていくのか、それとも1ケ所に絞って上田市に要請するのか大きな課題である。
早期にメドを出すべきであると思っている。その中で上田市に対しての正規な要請をしていくことがスジである。
候補地をひとつに絞り込んで見切り発車をするのか

金井議員 候補地の絞込みは、地域住民や各種団体との十分な話し合いの上で、住民合意がされることが前提である。
反対はあっても提言された2ケ所の候補地の中でひとつに決定して見切り発車するのか。

塩野崎市民生活部長 反対があってもその程度、色々なものをかんがんして総合的に判断し、やらざるを得ない場面もある。
母袋市長 着工については、見切り発車は到底できえないこと。強行してできる話ではない。合意形成のあり方は、誠心誠意住民の皆さんに話しをしていきたい。さまざまな、不安とか条件とかあると思うのでひとつひとつ話をしていく。
信濃国分寺開業5周年イベント(稲荷山温泉)

2月の生活相談の主なこと(26)

☆母も夫も相次いで入院してしまった。その後母は病院から出てくれと言われ困ってしまった。
・・高齢者介護課と相談。
ケアマネジャー等と相談して別なところに入院する段取りに。

☆子どもが難病でこれからの生活についてどうしていったらいいか心配。
・・福祉課の障害者担当と共に話し合いを行い、今後も必要に応じて相談にのっていくことになる。

☆くも膜下出血による手術を受け機能障害で障害の3級になってしまった。仕事ができなく年金も少なく生活できない。
・・福祉課の担当に相談。市の担当者が自宅を訪問して相談にすることに。
3 19
21 あゆみ保育園卒園式
22 3月市議会最終日(委員長報告・質疑・討論)
23 染屋台グリーンベルト保全検討委員会
24 国分保育園卒園式
25 上沖地区春の堰ざらい
26 農地・水・環境保全向上対策説明会
27 上田市東御市真田共有財産組合議会
上田市消防団第10分団消防委員会幹事会
28 神川地区振興会常任理事会
29 国分自治会代議員会
30 長野県議会議員選挙告示
4 1 常田堰清掃・三峰神社祭
2 西丘保育園入園式
3 国分保育園入園式
5 神川小学校入学式、第1中学校入学式
社会福祉法人敬老園上田福祉敬愛学院入学式
8 信濃国分寺大般若法要

知って得するコーナー(41)

就学援助制度について
小学生や中学生がいる家庭で、生活保護を受けていたり、病気や退職、事業不振による倒産、離婚など、家庭の都合で生活に困窮されている方には、給食費など義務教育を受けていく上での援助制度があります。 
困ったときには気軽に、通学している小・中学校の先生や教育委員会にご相談ください。
ひ と こ と(忠)
自然も政治もどこかおかしいぞ

今年は暖かい日が多く雪もほとんどありません。
植物も芽を出し始めました。
昔から寒いときには寒く、暑いときに暑くなくてはいけないといわれています。
今のような状況が続くならば、今後の気象状況や農作物などの生育状況がとても心配されます。
政治もどこかおかしくなっています。
「格差と貧困」などという言葉が当たり前になりつつあります。
戦前、戦中、戦後と苦労されてきたお年よりの皆さんへの増税負担が、今年も6月から始まります。  
市県民税は6月、国民健康保険税は7月に口座から引き落とされ、介護保険料は8月に年金から天引きされます。
モーレツな増税ラッシュが始まります。