介護保険事業計画策定にあたり、実施してきた利用料軽減・保険料の減免の独自制度堅持については、結論が出る前に何度も報告やすりあわせをする場があるので、その中で意見を申し上げる・・・母袋市長答弁（9月市議会）

9月市議会定例会開催される(9月6日から28日まで)

金井議員の一般質問は、来年4月から改正実施される介護保険制度について、市長及び健康福祉部長に質しました。 「介護保険制度の改正について」 1 介護保健施設の食費と居住費の値上げについて ・ 低所得者対策として講じられる措置について ・ 短期入所、通所サービスについて 2 介護保険料の改定について ・ 保険料の未納と対策について ・ 改定される予定の介護保険料の金額について 3 利用料と保険料の減免について ・ 独自の制度の堅持について 4 要支援1，2と判定された人のサービスについて ・ 従来のサービスが受けられなくなる人の対応について 5 介護保険事業計画について ・ 事業計画の進捗状況と今後の進め方について
	花の実が付いたハス畑(信濃国分寺裏)

金井忠一後援会「日帰りバス旅行」のご案内

・・・高尾山と忍野（おしの）八海・・・

金　井　忠　一議員　一般質問　(概要)

「介護施設の食費と居住費の値上げにより入所が困難・・新たに対応策が必要な場合は支援策を検討する」

・・介護保険料の改定について・・

金井議員　来年4月から介護保険料が値上げされる。現在の収納率は、85.5％で滞納金額は１千７５８万円である。滞納者の多くは年金額が年18万円以下という低所得者で、圧倒的には生活困窮者であります。保険料がさらに値上げされればいっそうの未納が予想されるが、その対策はあるのか。

土屋健康福祉部長　平成18年度からの介護保険料については、新上田市の高齢者保健福祉総合計画策定委員会準備会で検討されている。税制改正により、介護保険料の保険料区分が上がることが予想されるが、大きな検討課題のひとつであると考えている。

・・介護保険事業計画について・・

金井議員　住民にどのような介護サービスをどれだけ提供するかを決めるのは、市の介護保険事業計画です。来年4月実施であるが、事業計画の進捗状況と今後の進め方は。

土屋健康福祉部長　4市町村合同で取り組んでいる。策定委員会準備会を15人の委員で設置した。第1回を8月10に開催し、今後3回開催の予定。来年2月に新介護報酬単価が示される予定。これに基づいて最終の介護保険料案を示していく。計画の策定に当たり住民の皆さんから意見を聞くために10月までに、住民懇談会を開催していく。おおむね中学校区単位の地域ごとに9月26日から市内7箇所の公民館で開催していく。利用が混乱なく実施できるよう、来年3月には計画策定の内容について住民説明会を開催したり、広報等で周知していく。

・・介護施設の食費と居住費の値上げについて・・

金井議員　市の老齢基礎年金の平均月額は50,663円です。
介護保健施設に入所している人は811人。月額2万円や3万円の低所得の高齢者も多い。国の低所得者対策により利用限度額を設けても、施設利用ができない状況が生まれる。入所者の家庭実態をどのように把握し、どのような対応を考えているのか。

土屋健康福祉部長　新たに導入された制度なので、どのようになるか不透明なところがあるので、今後の利用状況等見ながら、市として新たに対応策が必要な場合には、どのような支援策が必要なのか検討していく。

	・・利用料の軽減・保険料の減免について・・ 金井議員　国の打ち出す施策の後追いをするだけでなく、自治体としての主体性を持つことが必要である。現在、上田市では保険料の減免は60人。利用料は1,002人が軽減しており、金額は2千万円ぐらいである。利用料の軽減や保険料の減免措置を自治体に制度としてあることが大事。 　事業計画の審議の中で、市長の考えをどのように盛り込んでいくのか。今までの独自制度を堅持していくのか。制度改正に当たって上田市の福祉を後退させない市長の決意は。 母袋市長　17年度という期限付きで、8種類の在宅サービスに広げて実施してきた。一定の効果があると思っている。低所得者向けの歯止めとして、今入っている方が、出てゆかなくてはならないということがあってはならないことと強く思う。制度改正の中で、原点はサービスを受けられない状況をどうやって排除できるのかである。今、4市町村それぞれで検討しているが、その結論が出る前に何度も報告やすりあわせする場があると認識している。そういう中で全体を把握して、私なりに意見を申し上げてまいりたい。
我が家の愛犬「ルビー」・・誰が来てもほえる番犬である
	詳しい質問はこちらに掲載しております。平成17年9月議会

【8月の生活相談の主なこと】（９）