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NO.135 2005年6月22日
発行:日本共産党上田市議会議員
金 井 忠 一
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/

国民健康保険税大幅値上げ(11.9%、一人・年平均13,470円増)

厚生委員会では値上げ案が可決される

6月市議会定例会は6月6日に開会され27日が最終日です。13日から15日の一般質問は17人が行いました。
今回は、国民健康保険税の税率を引き上げる条例案が提出されました。金井議員は本会議で質問するとともに、厚生委員会でも細かく具体的な質疑を行いました。採決において、金井議員は反対討論をしましたが、1対6で可決されました。  
一般質問は「介護保険について」「国民健康保険税の値上げについて」「長野病院について」の質問をいたしました。
主な内容は、「介護保険について」は、施設利用料の値上げについて、基幹在宅介護支援センターと在宅介護支援センターについて、地域包括支援センターの創設について、地域密着型サービスの創設について。「国民健康保険税の値上げについて」は、滞納者の状況について、保険税の減免について、一般会計からの法定外繰り入れについて、国への働きかけについて。「長野病院について」は、安心できる医療態勢について、市民病院について、上田市としての援助について、ドクターヘリの導入について等市長と担当部長に質しました。
今年の田植えは乗用型田植機で=600坪を約1時間

金 井 忠 一議員 一般質問 (概 要)

長野病院の医師減少は住民の不安を広げている
・・「上田市では財政的な支援はできない」・・

・・・介護保険について・・・
市の基幹在介と地域の在宅介護支援センター充実図る
金井議員 介護保険法の改正において、「地域包括支援センター」を創設することになっているが、どこの部署が担当するのか。来年4月から実施できるのか。
土屋健康福祉部長 おおむね中学校区単位の創設が想定されている。地域包括支援センターを担当するのは、在宅介護を担ってきた、在宅介護支援センターがもっともふさわしいと考えている。来年4月の設置を目標に準備をしていく。
金井議員 市役所内の基幹在宅介護支援センターの職員は5人中5人が兼務で、6ケ所の在宅介護支援センターの職員は21人中16人が兼務であり専任は5人だけである。人員体制の強化についてどのように考えているのか。
土屋健康福祉部長 高齢者数の増加や支援の複雑な事例が予想されるので必要により在宅介護支援センターの充実を図ってまいりたい。基幹在宅介護支援センターの職員体制についても総務部とも相談しながら充実を図ってまいりたい。
・・・国民健康保険税の値上げについて・・・
国保制度は制度的に限界をむかえている。一般会計からの法定外繰り入れは新市の中で長期的な展望に立って考える。
金井議員 国保税の平均引き上げ率11.9%。年間一人当たり平均13,470円の大幅な値上げであり、年間95,523円の保険税になる。平成15年度の滞納金額は約8億円、収納率は78.3%であり危機的な状況。保険税が高くて払えない現状である。滞納内容や理由、その特徴は。
土屋健康福祉部長 リストラ等での離職、早期退職者、他の社会保険からの流入が増え、定職につかない若年層が増えている。滞納は50歳代が24.1%、30歳代21.3%、20歳代18.4%である。20歳代30歳代の滞納の割合が増えてきている。外国人の滞納者が多いのも特徴である。
金井議員 法に定められた保険税の「申請減免」制度の実施について、どのように考えているか。
土屋健康福祉部長 災害等の特別な事情により納税が困難な者を救済する制度で、国民健康保険税条例第17条に規定されている。個人の事情を勘案して運用していきたい。
金井議員 これ以上国保税が高くなれば、さらに滞納に拍車がかかる。現在上田市の全世帯の半数、24,778世帯・53%の家庭が国民健康保険に加入している。長野市、松本市、伊那市、塩尻市などが一般会計から国保会計への法定外繰り入れをしている。国保制度の安定的な運営を行うためにも、市長の政治決断が必要であると思うが、市長の決意は。
母袋市長 国民健康保険特有の高齢者の加入率が高く、無職者の割合が高まっている。構造的な要因や制度的にも限界をむかえていると認識している。新市で長期的な展望に立って考えなければいけない大きな課題であると受け止めている。
・・・長野病院について・・・
長野病院の医師確保に努めていきたい
金井議員 長野病院の医師減少について、上田市として医師を雇用して病院に派遣するとか、勤めていただける医師を紹介するなど具体的な努力をすることが求められている。
医師の確保等の財政的な支援について上田市の考えは。
土屋健康福祉部長 地方自治体から独立行政法人である長野病院への財政支援は、地方財政再建促進特別措置法により禁止されている。市で医師を雇用して派遣することも給与の肩代わりで法に抵触する。医師の確保については、今後も関係機関と連携し財政支援以外にどういう支援協力ができるか検討し、長野病院の医師確保に努めてまいりたい。
金井議員 佐久病院に配置されるドクターヘリの対応と、ヘリポートの確保についての考えは。
手塚消防部長 本年7月1日から配置される。搬送費用は救急車と同じように無料である。救急隊とドクターヘリとの連携が重要になる。今後連携訓練を行っていく。長野病院にはヘリポートはないので、中継地としては上田地域防災計画で指定している、千曲川市民緑地公園を予定している。
今後の予定
6月 22日 上田バイパス第二期工区事業化促進対策委員会全体会
23日 神川地区市政懇談会(神川公民館)
24日 市議会農政議員団とJA・農政部との懇談会(JA本所)
25〜26日 室賀小学校同級会
26日 消防ポンプ操法上田大会
27日 6月議会定例会最終日(委員長報告、質疑、討論、採決)
29日 国分自治会代議員会
30日 真田町外ニ市共有財産組合議会臨時会(真田町役場)
7月 4日 己(き)組地区選出市議会議員と自治会連合会長懇談会
5〜6日 共産党市議会議員団会派行政視察(秋田県湯沢市外) 
8日 核兵器廃絶「国民平和大行進」(上田市から小諸市へ)
10日 金井忠一後援会「第三回マレットゴルフ大会」
消防団ポンプ操法上小大会
12日 上田市農業委員会委員お別れ会(別所温泉)
14日 東北信9市議会正副委員長研修会(飯山市斑尾高原)
22〜24日 第47回「自治体学校」(金沢市)
24日 消防団ポンプ操法長野県大会
25日 神科・豊殿・神川地区振興会交流会
26日 「新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会」国へ陳情

【5月の生活相談の主なこと)【6】

☆ 横断歩道を渡っていてはねられる。加害者がきちんとしてくれない。・・・保険会社と相談し、直接被害者請求をするために家族と話し合いを行う。
☆ 長野病院の医師が減少し、救急車で行っても他の病院に回された。・・・高村京子県議とともに、長野病院に出向いて院長、副院長、担当医師、事務長と懇談。
☆ NPO法人の身体障害者福祉協会で業務の拡大を図りたい。・・・会長や事務局の方と相談する。

知って得するコーナー(23)

上田市小児初期救急センターのご利用を
15歳までのお子さんが利用できる診療施設です。
・夜間救急診療時間=午後8時〜11時まで
・ 電話受付=午後7時〜10時30分まで 
・ 診療日・・月曜日〜土曜日 
・ 困ったときはまず電話を・・電話21−2233
ひ と こ と(忠)

夕方にカエルの声が聞こえてくる季節に

田植えも終わり水田が青々してきた。
風に揺れている稲を見ると「青いジュータン」に見える。
なぜか心が「ホッ」とする。
家の裏は田で、夕方になるとカエルの声が聞こえてくる。
「グッワ、グッワ」「ゲロ、ゲロ」とカエルの大合唱である。
カエルの鳴き声は、子供のころを思い出させる懐かしい響きがある。
田の水を毎日朝と夕方に見に行きながら、畦を一回りする。
少しの時間であるが、色々なことを思い出す。
私が6歳のときに亡くなった父親のことや、結婚したころのこと、
子供のこと、数年前に亡くなった養父母のこと、年老いてきた実母のことも・・・