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NO.114 2003年9月20日
発行:日本共産党上田市議会議員
金 井 忠 一
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/

燃やせないごみの有料指定袋の導入早ければ条例案を12月議会に

9月議会は2日に召集され、8日から10日まで一般質問が行なわれ19人が質問しました。
金井議員は、「燃やせないごみの有料指定袋について」「市長の市政運営の考え方について」質問しました。
 ごみ問題については、
  • 今後の進め方について
  • 袋の統一性がごみの減量になぜ必要なのか
  • 市民との協同したごみ行政をどう構築していくのか
  • 統合ごみ処理施設についての北御牧村の反対運動を「対岸の火事」として捉えていないか
  • いつまでも広域連合任せでいいのか
  • 検討されている「ガス化溶融炉」の現状
・・・・等について伺いました。

 市政運営については、
  • 旧別所小学校跡地利用についての現状
  • 事業推進における幹部職員の心構えについて
  • 各種行事への市長の参加が多く、市政運営に支障をきたしてはいないか
  • 生活者起点の市政運営の基本は「声なき声に耳を傾ける」ことではないか
・・・・等について市長と担当部長に伺いました。
質問と答弁の詳細は、上田市ホームページの「上田市議会」ご覧下さい。 

金井 忠一議員 一般質問(概要)

ごみ袋有料化の目的が「基本的にごみの減量ならば」、現行の透明な袋できちんと出してもらうように、行政が本来の指導・啓発を積極的に行なえば、有料指定袋の導入の必要性は全くない

『燃やせないごみの有料指定袋について』

答申の趣旨は尊重し、意見要望は真摯に受け止め再検討

金井議員・・・「燃やせないごみの有料指定袋導入」の答申内容説明会は14会場で1,054人であり、全世帯の2.3%である。
 6月議会にも「大量のごみのポリ袋を生産することについて止めるよう」陳情書が出されている。今後どのように進めていくのか、その対応について伺いたい。
松沢市民生活部長・・・答申の趣旨は尊重し、説明会での市民の皆さんのご意見ご要望等について真摯(しんし)に受け止め、袋の種類や単価等の細部において再検討すべきものと考えている。早ければ12月議会に条例改正案を上程したい。

排出ルールを守ってもらい、レジ袋の減量にもなる

金井議員・・・今回のごみ袋有料化の目的について、「基本的にごみの減量をしていきたい」としている。そうであるならば、今までのように透明の袋できちんと出してもらうよう、行政として、本来行なうべき指導啓発を積極的に行なっていけば、全く問題がない。袋の統一性が、上田市におけるごみ減量になぜ必要なのか伺いたい。
松沢市民生活部長・・・指定袋性は、排出用具を統一して排出ルールを明確化することである。分別意識と排出モラルの向上を図ること、ごみ集積所の清潔感を保持すること、自治会の維持管理責任の軽減を図ることについて、指定袋性を導入することは効果的である。一人一人に排出ルールを守っていただくために排出用具を統一したい。また、レジ袋の削減をも喚起することになり、減量化に繋(つな)がるものである。

ごみの7割を排出している自治体責任を自覚し取組む

金井議員・・・上田地域広域連合において、「ごみ処理広域化計画」に沿って施設整備計画が作られ、事業が進められている。「統合ごみ処理施設検討委員会」が提言した丸子町の「神(かん)の倉」地籍のごみ処理施設について、北御牧村では村をあげての反対運動がある。
 上田市は広域連合を構成するもっとも大きな自治体であり、広域全体の70%のごみを出している自治体として、このような現状を、「対岸の火事」として捉えているのか。いつまでも、広域連合任せでいいのか、市長の所見を伺いたい。
母袋市長・・・「対岸の火事」ではなく、上田市も大きく係わる重要な課題であると思っている。各周辺町村との連携、理事者とのすり合わせの中で協議を進めている。建設用地は検討委員会からの提言を戴き、現在、正副連合長で協議をしている。広域連合内で、7割のごみを排出している上田市の責任、役割の重さを指摘されている。広域連合を組織する最大の地方自治体として、広域計画に基づき、今後も広域連合と共に上田市の立場も連携しながら取り組んでまいりたい。

『市長の市政運営の考え方について』

理解が得られないので、現計画は延期し再度構想を練る

金井議員・・・旧別所小学校跡地利用について、すでに平成13年度に基本設計競技も行なわれ、600万円余の整備費が使われている。ここにきて、今までの計画は白紙にして再構築するとのことであるが、その現状について伺いたい。
土屋商工観光部長・・・相染閣の温泉施設を移転する中で、健康づくりを目玉とした地域振興の観光拠点施設として温泉施設を計画した。実施計画にも位置づけをした。議会とも協議をしながら理解を求めてきたが、現状では十分な理解が得られないため、現計画での計画は延期し、今後、地元の皆さんへも説明をする中で、再度構想を練り直して理解を戴きながら進めていきたい。

各種行事へは、新たな視点で取捨選択し参加している

金井議員・・・市長は、平成14年度の式典や、懇談会、総会、大会、お祭り等への主な出席だけでも228件である。
 期限が限られた合併やごみ問題等の新しい課題や、上田市における継続した事業も山積している。職員との意思疎通が十分に時間を取って行なわれているのか、本来の市政運営に支障がきたしていないか。市政2年目になり、どのような視点で対応がされ、どのような違いが出ているのか伺いたい。
母袋市長・・・昨年度は、可能な限りさまざまな行事や会議等に積極的に出席し、ご意見を拝聴してきた。2年目にあたり、昨年度の出席状況も踏まえ、昨年度出席できえなかった所、新たな視点という目で見ながら、参加も取捨選択している。
後援会「マレットゴルフ大会」の開会式=9月7日 8ヶ月の孫を肩車して「若いじいちゃんぶりを発揮」

知って得するコーナー

介護保険料の減額・免除について

65歳以上の皆さんの介護保険料は、年金額が年18万円以上の方は、有無も言わさずに年金から天引きされております。しかし、災害や事業の廃止、リストラなどで著しく収入が減少した場合など、保険料の減免や徴収を猶予できます。上田市では、国の基準の外に、「その他市長が必要と認めるとき」は減免できることになっております。減免申請の事は、気軽に高齢者介護課に相談を。
『今後の日程』
9月 24 市議会最終日(委員長報告・質疑・討論・採択)
26 農業委員会「上田地区審議会」
28 赤旗「信州秋まつり」(松本やまびこドーム)
29 上田市の合併問題に係る懇談会
30 農業委員会「農地部会」、国分自治会代議員会
10月 4 国分保育園運動会
9〜10 市議会「駅周辺整備対策特別委員会」行政視察
12 金井忠一後援会「日帰りバス旅行」(木曽路)
15 農業委員会「農地問題相談会」(中央公民館)
市議会厚生委員会と上田市医師会との懇談会
16 上田市社会福祉協議会「神川地区住民会議」
17 市町村合併市民懇談会(神川地区公民館)
20 真田町外一市一町共有財産組合議会(真田町役場)
22 長野県「農業委員大会」(長野市)
26 第15回健康まつり(上田生協診療所)
ひ と こ と(忠)
 9月は「敬老の日」と「秋分の日」があり、敬老会に出席したり、お彼岸でお団子を仏壇に供える機会があった。先祖や、二年前に亡くなった養母、昨年亡くなった養父のことを思い出した。
 この頃、色々な問題があるたびに「親ならどうするだろうか」と思うことがある。
 自分で結論は出さなければいけないことは判っていても、「フッと」頭に浮かぶのが親である。有難く手を合わせている。