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NO.118 2004年1月23日
発行:日本共産党上田s議会議員
金 井 忠 一
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/

市民の暮らし優先で希望ある市政に

平成16年度予算に対する要求書を市長に提出(日本共産党市議会議員団)

・・福祉・医療・教育・環境・産業・雇用施策などの充実を・・

12月25日、日本共産党上田市議会議員団(3人)は、高村京子県議会議員とともに、母袋上田市長に2004年度(平成16年度)予算に対する要求書を提出いたしました。
・・市民の切実な要望を27項目177の要求にまとめる・・
 議員団では、深刻な不況が続く中で、多くの団体や市民の皆さんとの懇談を重ねながら、切実な要望を直接お聞きしてきました。また、上田公共職業安定所(ハローワーク上田)に伺い、厳しい雇用状況を調査し、所長との懇談をいたしました。
 市長に対し、市政の転換期にあたる年度の予算編成が、市民に希望を与える内容豊かなものになるよう要望しました。
母袋市長に要求書を提出
(12月25日=市役所応接室)
左から
高村県議、高遠市議、金井市議、渡辺市議

イラク派兵反対の声を大きく

[上田市での統一行動に参加を] どなたでも参加できます。
 戦後初めて、戦地へ陸上自衛隊の派兵を強行しました。イラクへの自衛隊派兵は、憲法を破壊するだけでなく、世界の平和の流れに逆らうものです。日本列島のすみずみから、「イラク派兵やめよ」「憲法まもれ」の声を上げ、無法な派兵計画を中止、撤回させるために力を尽くそうではありませんか。日本の将来にとって大事な「今こそ行動を」。

元旦から、高村京子県会議員とともに、イラク派兵に反対し憲法と平和を守ろうと熱っぽく訴える =1月1日、上田駅前

・・日本共産党議員団「会派行政視察」報告(概要)
「1月14日〜16日」・・

日本最大の不法投棄現場、香川県・豊島(てしま)の「産業廃棄物対策と産業廃棄物施設」を視察

 会派の行政視察として、香川県土庄町、京都府宇治市を視察すると共に、全国市町村国際文化研修所の市議会議員特別セミナーに参加しましたのでその概要を報告いたします。
 土庄町豊島1月14日「産業廃棄物対策と産業廃棄物施設」
 土庄町は小豆島にある人口約17,000人の町であり、豊島は瀬戸内海に浮かぶ離島で人口約1,200人の小さな島です。
不法投棄により60万トンの廃棄物が埋められた
この島に昭和54年ごろから許可外の産業廃棄物(シュレッダーダスト)が搬入され始め、野焼きが行われゼンソク症状を訴える住民が多くなる。豊島住民は1424人の署名を集め香川県や県議会に対して、有害産業廃棄物処理許可反対や許可撤回の陳情や請願を行ってきた。
 しかし、県が適切な指導をしない中で、業者による不法投棄がドンドン行われ、60万トンを超える量の廃棄物で島の一部が埋まった。ダイオキシンを含んだ悪水がいつも海に流れ込み、魚も獲れない環境が破壊されたごみの島になってしまった。
住民運動展開し25年
 島の住民は、粘り強いさまざまな住民運動を展開し続け、平成6年公害調停が開始され実態調査も行われ、ダイオキシンやPCBなどの有害物質が国の基準を超えて検出される。
 平成12年、県と住民との最終合意調停が成立し、知事が住民に直接謝罪した。問題がおき始めてから25年かかった。
整備・処理経費は総額約500億円。処理期間は10年以上。

 平成12年9月から周辺地域への汚染拡大防止のため、有害物質を含む水が海域に流失しないように海岸線に遮水壁を造り、廃棄物等の飛散や雨水流入を防ぐために遮水シートを一面に覆うなどの暫定的な環境保全措置が行われた。
 平成15年4月に、豊島には高度排水処理施設、中間保管・梱包施設が完成。隣の直島には中間処理施設が完成し、コンテナダンプトラック18台により海上輸送された廃棄物等が焼却・溶融処理され始めた。8月から本格的稼動している。
 今、小さな島の住民が団結し闘ってきた運動が、全国で起こっている産業廃棄物問題の原点として注目されている。
写真→
不法投棄された廃棄物を遮水シートで覆ってある現場

手前のドラム缶は廃棄物の中から多量に堀り出されたもの

京都府宇治市 115日 「総合野外活動センター」
人口186,462人。宇治茶と平等院のある市として有名。

宇治市総合野外活動センター「アクトパル宇治」の概要

  • 平成11年6月開設・面積は約9ha・建設費約40億円
  • 管理棟3階建(食堂、研修室、天体観察室/25cm屈折望遠鏡設置)・宿泊棟(平屋建4棟・定員172人)・体育館・工作棟・山の家・キャンプ施設・多目的広場・アスレチック施設などを備えた総合施設。
農家の協力と雇用の確保
(財)宇治市野外活動センター(宇治市100%出資)が運営しており、職員は、市派遣職員(課長級)1人、財団職員5人、嘱託職員、臨時職員がいる。

農業生産法人を地域の住民に作ってもらい、食堂や施設清掃などを業務委託している。地域住民の雇用が確保されると共に、地場の農作物を食堂で利用している。
「市民に利用される施設を目指して」がんばる職員がいる
 多くの市民に(子供達から青年、家族、企業まで)利用してもらうように、各種の講座や自主事業が年間通して開催されている。利用者は年間6万人を越えており、利用頻度が高い。

 「利用していただいて有難うございます」という態度が職員に満ち溢れている。すばらしい心のある施設であり感激。
山本宣冶の墓前で(花屋敷山本家之墓) =宇治市

知って得するコーナー(6)

生活保護の申請について

 倒産やリストラ・首切りが多くなり、その上、ハローワークに行っても、「働きたくても働く場所がない」状況です。また、病気で働くことができずに、生活が苦しくなっている市民が増えてきております。(私への相談も急増)
生活が大変なときには生活保護を受けよう
 生活に困っている人は、誰でも生活保護を申請でき、条件にあっていれば、平等に受けることができます。
 市役所の福祉事務所で「生活保護の申請をする意志があり、申請用紙がほしい」とはっきりいうことが大切です。
生活保護法は、生活苦や病気などの社会的貧困から、国の責任で国民を守ることを目的としてできております。
『今後の日程』
1月 23 農業委員会上田地区審議会、共産党旗開き
24 ピースウォーク(原町スクランブル交差点)
25 岩下コミュニティセンター完成祝賀式
27〜28 厚生委員会行政視察
(茨城県総和町、大田区)
30 農業委員会農地部会
市職員労働組合「旗開き・新春パーティー」
2月 31〜2 人権・民主主義問題シンポジウム (津山市)
8 神川地区自治会連合会総会(大屋公会堂)
11 上小地区党議員研修会 (県政、合併問題等)
ひ と こ と(忠)

初心忘れず元気一杯にがんばります

 昨年の市議会議員選挙では、皆さんのご支援により、3期目の当選をすることができました。

 25年間勤めた市役所を44歳で退職して、議会に出させていただき今年は10年目になります。小泉首相は、「痛みに耐えれば未来がある」といってきました。しかし現在、痛みに耐えたらその先には、さらに大きな痛みしかありません。長引く不況の中で、高齢者や障害者などの生活は本当に大変です。市民の皆さんのお役に立てる議員になれるよう、一生懸命がんばります。今年もよろしくお願いいたします。