上田市･丸子町･真田町･武石村の「新設･対等合併」は混迷状態に

上田市は新たな住民意向調査は実施しない・・市長答弁

• 9月市議会定例会は、8月31日に開会されました。9月6日から8日まで一般質問が行われ、金井議員は「市町村合併と市長の政治姿勢について」「未来にむけたまちづくり」について質問をしました。合併については、･現在の丸子町、真田町、武石村及び依田窪地域の現状をどのように捉えているか･現状の混乱を繰り返す方法が新設、対等合併のあり方なのか･合併協議会の中で、新市の名称が先送りになっていることについて･上田市は現在の支所を中心にどのような地域振興を目指しているのか･市民の意向調査については、市民的論議の到達点と、おおむねの理解をいただけたと判断しているという根拠の有効性について・どのようなリーダーシップを持って選挙公約を果たすのかについて質問しました。　　　　　　　
  まちづくりについては、・調和のとれたまちづくりという面から、現行法の中での限界と問題点について･地域のまちづくり計画と上田市都市計画マスタープランの整合性について･上田市独自のまちづくり条例の制定について･上田市の土地利用を含めた調整担当部門の設置について質問しました。

第29回　赤旗信州秋まつり

• ９月26日(日)やまびこドーム松本空港横
  講　　演　　　市田　忠義
  （日本共産党書記局長･参議院議員）

• 国分史跡公園発　午前8時
• 参加費3,000円　（マイクロバス）
• 問い合わせは 　金井忠一議員まで
  どなたでも参加できます

越後路日帰りバス旅行のご案内

• 期日　１０月１０日(日)　午前６時３０分発
• 会費　８，０００円(会費は当日)
• バス　大型バス(４０人乗り)
• 申込締切　９月３０日(後援会役員か金井議員まで)

• ［工　程(概要)］国分史跡公園駐車場(午前６時30分)〜
  上信越道〜湯沢〜小出･大浦開山堂〜奥只見シルバーライン･銀山平―遊覧船―奥只見ダム(昼食)〜三条〜弥彦神社〜寺泊〜出雲崎〜北陸道〜上田ＩＣ〜史跡公園（午後6時30分頃）　
  後援会主催の「日帰りバス旅行」の締め切りも間近となりました。
• 皆さんのご参加をお待ちしております。

金井　忠一議員　一般質問(概要)

激変の中で昨年11月の市民意向調査（アンケート）結果を
現在の民意とするには根拠に乏しい

・・市町村合併と市長の政治姿勢について・・

新市の名称は12月までに決定する

• 金井議員　全国の自治体では、合併協議会の解散や離脱が相次いでいる。埼玉県の川口市･蕨市･鳩ヶ谷市では、最後になって新市の名前が公募で多数を占めた川口市に決まらず、合併が破綻し協議会は解散となった。上田市では、合併協議の中で「各町村の事情に配慮し、継続協議とすることが了承された」とし先送りになっている。なぜ決まらないのか。
• 小出総務部長　真田町・武石村の委員から、現状の中では名称を決めてしまうには時期尚早であるという意見が出た。協議会としては、住民意向に配慮する中で当面継続審議とした。
  　いずれにしても、12月までには決定していくことになっている。名称は上田市という名称を有力とする、そのほか二つを加え三つの候補から協議会で決定することになっている。

不安はあっても合併否定にはつながっていない

• 金井議員　市長は「昨年11月に行った市民意向調査では、回答をいただいた皆さんの約66％の方が賛成の意向を示され、合併の必要性についておおむねのご理解をいただけたと判断いたしました」と述べている。しかし、その内容は、
  6,000人を選んで3,330人の回答がり、「賛成･どちらかというと賛成」という人が2,192人である。その割合は、20歳以上のわずか2.2%である。昨今の他町村の激動している現状からして、11月の調査結果をもって、現在もおおむねの皆さんのご理解を得ている民意とするには根拠に乏しいのでは。
• 母袋市長　合併について、上田市民は冷静に受け止めながら是としてくれていると受け止めている。その後、周辺町村の状況は変わっていると思うが、現状色々な声を聞くにつけ、いったいどうなるんだという不安はあっても、合併否定ということにはつながっていないと受け止めている。

新たなアンケートは考えていない

• 金井議員　合併相手の三町村では、色々な運動やアンケート、住民投票が行われている。激変している状況の中で、上田市も市民の声を聞き取るため、新たなアンケートや住民投票を実施する必要があるのではないか。
• 母袋市長　現状においては、アンケートというものは考えていない。

・・未来に向けた「まちづくり」について・・

企画課が中心に総合調整を図っており改組は考えない

• 金井議員　まちづくりについて、市の機構の中には、上田市を網羅するような問題について、土地利用も含めて調整する実質的な部門がない。全体を機敏に調整できる調整担当部門の確立が必要である。全体を統括して調整することができる参事級の担当者を配置した部門の設置についての考えは。
• 小出総務部長　価値観の多様化などにより、行政需要が大変複雑化している。最近では開発に限らず、複数の部・課にかかわる行政課題が多くなっている。行政として大切なことは、的確かつスピーディーに対応していくことであると思っている。これまでも課題の内容を整理する中で、主たる担当部を中心として検討を重ね、情報交換及び情報の共有をはかり横断的に対応してきている。さらに必要があれば、総務部企画課が中心となって総合調整を図っている。
  　今後とも、そのような体制の中でスピーディーな対応を第一に対応をして参りたい。
• 母袋市長　これまでさまざまな問題は、その時々みんなの力で解決してきた。改めて組織を組み替える考えはない。