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「サービス低下が起こらないよう」最大限の努力をする(母袋市長)
・・・介護保険制度の見直しについての答弁・・・
12月市議会定例会が、11月30日に招集されました。
金井忠一議員は「介護保険制度の見直しについて」「上田市の土壌・地下水汚染について」「子育ち支援事業について」市長および関係部長、教育長に質問しました。
介護保険では、介護保険制度の見直しと上田市の基本的な考え方について、上田市の介護保険の現状について(○在宅サービスの内容と利用料の軽減、利用状況○要支援・要介護1のサービス利用状況○在宅サービスを受けている人の家庭環境○特別養護老人ホーム入所状況と施設利用料、入所待機者の状況○介護保険料の滞納理由と減免制度の状況○介護保険制度見直しの手順等について)質しました。
土壌・地下水汚染については、環境基準を超えた揮発性有機化合物が検出された事業所の浄化対策や、住民への報告、市内の有害汚染物質を使用している事業所数。事業者への環境基本条例に基づく上田市の指導について質しました。
子育ち支援事業については、学童保育所「どんぐり」の神科小学校への移設の経過と4月開所に向けての取り組み。児童センター・児童館、学童保育所、こども館の現状と今後の方向性。こども館を充実させて学童保育所にし、今後新築予定の小学校敷地内や体育館、公民館などに設置すべきではないか等について質しました。
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学童保育所「どんぐり」餅つき大会
11月28日 |
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金 井 忠 一議員 一般質問(概要)
学童保育所「どんぐり」の神科小学校への移設は今後の「モデルケース」として考えている
・・介護保険制度の見直しについて・・
住民懇談会を開催し策定委員会を立ち上げ計画を策定する
金井議員 上田市では、サービス利用料の8種類軽減や保険料の減免、介護慰労金の支給などさまざまな優れた各種施策を実施している。家庭で苦労しながら介護している家族の皆さんの物心両面の支えになっている。今回の介護保険制度見直しの中で、現行積み上げてきた優れた福祉水準を守るのか、国の言うとおりに福祉を後退させるのか、市長の決意は。
母袋市長 現在約3,200人の皆さんがサービスを受けている。国の見直しの動向が気になるところである。市の介護保険会計も60億円規模になってきている中での問題もあると考える。サービス低下というものが起こらないように最大限の努力をしていきたいと思うところである。
金井議員 来年からの介護保険制度の見直しに当たって、高齢者介護課の体制を抜本的に強化する必要があると思うが、市長の見解は。
母袋市長 見直しも必要になってくるものと受け止めている。担当の総務部との協議ともなってゆくものと考える。
金井議員 今度の見直しでは、要支援・要介護1の生活援助が標的にされ、使わせないようにしようとしている。上田市の現在のサービス利用の状況は。
土屋健康福祉部長 平成15年度認定されている人で、要支援384人、要介護1は1,261人。ホームヘルプの生活援助(調理・洗濯・買い物)は、要支援242人、要介護1は649人。身体介護(入浴・排泄)は、要支援68人、要介護1は1,358人。
金井議員 病院を退院しなければならなくなったが、入る施設がどこも一杯で見つからないという相談が多くある。また、今度の見直しで、施設の利用料が1か月約12万から15万円になるということであるが、特別養護老人ホームの入所状況と現在の待機者、現在の施設利用料はいくらか。
土屋健康福祉部長 入所者は市内に4か所で249人、市外は145人で合計394人である。待機者は平成16年3月末で234人となっている。現在の施設サービス利用料は、要介護5で1か月約3万6千円、その他食事・日常生活費で約3万円、合計6万円から7万円である
金井議員 介護保険制度を見直し、平成18年4月から実施していくうえでの、上田市の事務的な手順は。
土屋健康福祉部長 平成17年度中に計画策定するために、住民懇談会を開催し多くの声を聞きながら、住民代表者や介護保険事業者、専門家により計画策定委員会を立ち上げて計画を策定していく。その後、住民説明会で周知していきたい。
・・上田市の土壌・地下水汚染について・・
長野県と連携をとり事業所に働きかけていく
金井議員 市内の2事業が自主調査を実視したところ、土壌・地下水から環境基準を超えた揮発性有機化合物が検出されたと報告がされた。現在市内には、有害汚染物質を使用している事業所はいくつあるのか。市では、平成13年に「環境基本条例」を制定しているが、条例の基本理念に基づく指導は今後どのように行なっていくのか。
塩野崎市民生活部長 水質汚濁防止法に基づいて、県に届けている事業所は35か所。県が年1回立ち入り調査実施。
母袋市長 県が所管している事務ではあるが、上田市としても環境基本計画により環境の保全を進めており、有害化学物質を取り扱っている事業者に対し、汚染の未然防止のための管理の徹底をお願いしてまいりたい。県に任せるだけでなく、県と連携を持って事業所への働きかけをしてまいりたい。
・・子育ち支援事業について・・
子ども達がかかわるのは学校が一番いいと思っている
金井議員 学童保育所「どんぐり」の神科小学校への移設について、12月議会に130万円の予算が計上されている。
来年4月開所に向けて、どのような取り組みをしていくのか。
森教育長 小学校や学童保育所「どんぐり」運営協議会、地域の皆さんと十分な協議を行い、施設の運営方針や施設管理のルールづくりを行い、移設に伴う必要な改修を進めていく。
金井議員 現在の「こども館」を、特徴ある地域の学童保育所に充実させ、これから新築予定の各小学校敷地内や体育館、公民館などに設置すべきであると思うが、その考えは。
森教育長 今回の神科小学校のケースは、今後の方向の「モデルケース」として考えている。実践したことをしっかり検証して研究してまいりたい。今後の建設に関わっては、今回の状況をみて、良いことであるという検証がしっかり得られたときに、そこに入れる計画もしっかり考えていきたい。
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・・高村京子県議会議員の新事務所が開設・・
12月11日、勤労者福祉センターにおいて、高村京子さんの後援会事務所「開設記念の集い」が盛会に行われました。
2002年9月1日、県議会の県知事不信任による知事選挙と同時に行われた県議会議員補欠選挙で見事当選し、その後2003年4月の選挙で再選されました。
この2年間、常に県民の立場で、さわやかな笑顔と疲れを知らない積極的な行動力と誠実さで、誰とでも垣根を作らずに語り合う姿勢は多くの市民の皆さんから慕われています。
県政の発展のため、今後一層の活躍が期待されております。
事務所にお気軽にお立ち寄りをいただきたいと思います。
問合せ:上田市中央4丁目11−9(新田) 電話28−5822 |
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開所した「高村京子事務所」=12月11日、新田地区 |
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『今後の日程』 |
12/20 |
12月市議会最終日(委員長報告・質疑・討論・採決) |
21 |
市議会厚生員会と社会福祉協議会との懇談会 |
27 |
農業委員会「農地部会」
共産党上田市議会議員団「2005年度予算に対する要求書」の市長提出 |
29 |
上田市消防団「第10分団消防夜警親睦会」 |
1/1 |
元旦
国分自治会「新年交歓会」
新年街頭宣伝(駅前) |
3 |
信濃国分寺八日堂幟立て、国分自治会会計監査 |
7〜8 |
信濃国分寺「八日堂縁日」 |
12 |
国民救援会常任理事会 |
14 |
農業委員会「合同部会」 |
15 |
国分農家組合総会 |
16 |
上田市消防団「出初式」、民主商工会「新春のつどい」
国分自治会定期総会 |
21 |
共産党上小更埴地区委員会「党旗開き」 |
23 |
国分自治会隣組長会、民主団体「合同旗開き」 |
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知って得するコーナー(17)
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大震災や台風・豪雨災害の被災者生活再建支援法は
住宅の解体・撤去・整地費など、当座の生活必需品への資金として、住宅全壊で最高3百万円。大規模半壊で百万円。住宅本体の改修とか再建には使えない問題もある(政府は個人財産には補償しないとしている)。今回床上浸水の被害も支援法の支給対象に。その他市でも支援策があります。
問合せは総務課危機管理係まで |
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「自然」・「政治」どこかおかしい一年に
今年は、1月に二男の子供が誕生(4人目の孫)、3月に養父3回忌法要、10月に母と念願の箱根旅行に。
親戚やお知り合いの方が亡くなり、寂しいことも多くありました。
例年にない暑い夏で、台風による自然の被害や中越地震による大きな悲しい被害も発生しました。
自然環境を破壊しながらの生活に、警鐘を鳴らしているのかも?
医療や福祉の連続改悪により、お年寄りには住みづらい社会に。イラクへの自衛隊派兵など、
憲法無視の政治が横行している。
自然と政治がどこか大きく狂い始めた一年でした。
新しい年は、額に汗して働く人や、戦前・戦中・戦後と苦労してきたお年寄の皆さんが安心して生活できるような社会にしたいものです。
一年間のご指導ご協力に、心から感謝とお礼を申し上げます。
大変有難うございました。
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