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97 2002年6月27日
発行: 日本共産党上田市議会議員 |
金 井 忠 一 |
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/ |
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有事法制には市民が安心できるよう明確な意思表示をすべきでは?
(6月市議会一般質問)
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母袋市長・・・国民的論議が必要
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6月議会は、6月4日に召集され、一般質問が10日から12日まで行われました。
母袋新市長になって初めての質問となりました。
私は、第1に、現在、国会で大きな問題になっている有事法制について、市長の所見と、上田市に及ぼす影響について伺いました。第2には、昨年12月28日に破綻(はたん)した上田商工信用組合と中小業者について伺いました。
その内容は、今まで上田商工信用組合が地域経済の中で果たしてきた役割について、破綻後、上田市が行ってきた具体的的支援策とその効果について、株式会社整理回収機構(RCC)へ譲渡される人の支援策について、受け皿銀行に引き受けてもらうために行政が行ってきた内容について、支援策としての特別融資制度の新設について、働いている職員の皆さんへの雇用対策における行政としての支援策について。
第3に、介護保険事業の見直しに対する考え方。上田市産院における現状と今後の方向性、医師及び職員態勢について。
子育て支援施設(ゆりかご)について伺いました。.......詳細についてはこちらをご覧下さい. |
金井忠一国分後援会『総会・市政報告会』開催・・上田市政と神川地区の展望を語る・・
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平成14年度の金井忠一国分後援会の総会と市政報告会が、6月22日国分公民館において行なわれました。
当日は、一年間の後援会活動の反省、役員体制の強化、今後の後援会活動計画が話し合われました。その後、金井議員から市政報告が熱っぽく語られ、参加者との懇談が行なわれました。 |
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金井忠一議員 一般質問6月議会(概要)
6月議会で行なった、一般質問の概要について報告いたします。(詳しいことは金井忠一議員まで。)
金井議員の6月一般質問←(こちらのページでごらんいただけます。) |
有事法制は、全体像が不明確で、国民的議論が必要 |
金井議員 有事法制について、12万市民の命と財産を守る首長として、市民が安心できるような明確な意思表示をすべきであると思うが市長の所見を伺いたい。
母袋市長 全体像が不明確であり、十分かつ慎重な国民的議論が必要である。国会においても、十分なる審議をすべきである。国において、地方自治体とのかかわり等についても、十分なる説明していただきたい。 |
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昨年12月28日、上田商工信用組合は、約24億円の債務超過で破綻させられたが、国からの公的資金は約163億円。受け皿銀行等には163億円が持参金として入るが、出資者にはなんの返済も無い。 |
金井議員 上田商工信用組合が地域経済の中で果たしてきた役割について、どのように捉えているか。
田口助役 昭和29年2月設立以来、中小企業や個人事業主の皆さんにとって身近な金融機関として親しまれ、「うえしん」の愛称で呼ばれてきた。地元中小企業向けの融資に大きな役割を果たして頂いてきたものと思っている。
上田商工信用組合の市中小企業融資制度資金の融資残高は、3億6千7百万円で全体の4.1%、件数で6.1%を占めている。地元においては、小口で経営力の弱い事業者融資を担ってきた。
金井議員 整理回収機構(RCC)に譲渡された人や業者は、新たな融資を受けられないため、時間と共に廃業に追い込まれ、さらには地域的、連鎖的な影響が予想される。行政の支援策として、破綻対応の特別融資制度等についての考えは。
土屋商工観光部長 当面、制度創設は困難と考えている。
民間の経済取引に対して、一地方公共団体が関与できることには限りがあり、対応に苦慮している。
今後、できることには対応していきたい。 |
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上田商工信用組合職員の市職員(嘱託・臨時職員)としての採用は、真剣に検討していく |
金井議員 失業してしまう上田商工信用組合の職員について、職業的実績等考慮して、市の商工部門の強化に向け、プロパー職員としての採用等検討が必要ではないか。どのような支援策を考えているのか。
母袋市長 厳しい雇用情勢に対応していく方法として、ワークシェアリングという方法でどのようなことができるか現在つめている。職員は金融機関のスペシャリストであり、特殊な知識と経験を十分持っている。どのような形で一人でも多くの市民の皆さんを、嘱託、臨時職員として雇用していけるか真剣に考えていきたい。 |
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産院は、医師と現場スタッフの信頼関係と連携が必要である。 |
金井議員 現在の産院の事態を、どのように捉えているか市長に伺いたい。
母袋市長 生命を預かる医療現場でもあり、医師と現場スタッフの信頼関係が何よりも重要である。連携のこまやかさが必要であると認識している。公立病院でもあり、院長と職員にも自覚というものをしっかり持って頂き、「産院で産んでよかった」という実感の持てるような、職員一丸となった良質なサービスというものを追求していく必要がある。
金井議員 産院の今後のあり方については、どのような方向性を持って臨んでいるのか伺いたい。
母袋市長 産院として本来の役割を果たすと共に、産院の特色でもある母乳育児を継続し、さらに、助産師、看護師の有している専門的知識を生かし、子育て支援、命の大切さに主眼を置いた出前講座「命の学級」を全市的に展開し、子育て支援の施設としての役割を認識していく必要がある。
さらに深めて、経営の改善、サービスの向上も大きな柱であると考えている。少子化の現実がさらに厳しくなったことでもあり、公立病院としてのあり方、一丸となった取り組みそのものについては、何においても重要であると考えている。
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利用者からの苦情を把握できるシステムと、適切に対応できる組織の検討を行なう |
金井議員 院長や職員の対応に対して、患者からの苦情は無いか。ある場合はどのような体制で対処しているか伺います。
前沢健康福祉部長 患者さんからの苦情等はある。今までは、主に助産師、看護師が個々に対応しているが、一層のサービス向上を図るために、今後、利用者からの苦情を把握できるシステム、そしてその苦情に適切に対応できる組織について
も検討して参りたい。 |
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来年の介護保険事業計画の見直しでは、保険料の減免と平成16年度までの利用料軽減は現行制度継続す |
金井議員 介護保険も来年は3年に一度の見直しが行なわれる予定である。今まで、先進的に実施されてきた低所得者対策としての、保険料の減免制度や、利用料の軽減、介護慰労金の支給制度等、今後の改善についての考えについて伺いたい。
前沢健康福祉部長 保険料の減免と、平成16年度までの利用料の軽減は現行制度を継続していきたい。平成17年度以降の利用料の軽減については、市民や利用者の意向を踏まえて、利用料軽減に対する国の経過措置の動向も見て、懇話会の意見も聞く中で検討して参りたい。 |
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『今後の日程』 |
6/26 |
「大屋自治会」市長陳情、「龍洞院保存会」評議員会、国分自治会代議員会 |
27 |
岩下地区知的障害者「総合福祉ゾーン」整備計画 懇談会第2回会議、上田市学童保育打ち合わせ会 |
7/ 2〜4 |
日本共産党上田市議会議員団会派行政視察 兵庫県福崎町、京都府宮津市、京都府美山町 |
5 |
2002年原水爆禁止上小地区平和行進受入式
国分地区営農懇談会 |
9 |
議会報編集委員会、東北信8市議会正副委員長研修会(須坂市) |
10 |
神川地区市政懇談会(下堀コミュニティーセンター「神川地区振興会・自治会連合会主催」) |
14 |
「ホーム・スイートホーム」上映(文化センター) |
15 |
議員定数研究委員会、議会報編集委員会
平成14年度「真田町・上田市議会」議員研修会 |
19 |
平成14年度「議員研修会」(上田創造館) |
24 |
合併を考える地区懇談会(神川地区公民館) |
26〜28 |
第44回「自治体学校」(長野市) |
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ひ と こ と(忠)
私もとうとう52歳の誕生日を迎える。(7月14日)
旧川西村下室賀に、農家の長男として生まれた。6歳のとき父親を交通事故で亡くし、その後は、母を助けて農作業の手伝いをしながら学校に通った。
21歳のとき、金井家に養子に入り、3人の子供にも恵まれた。早いもので結婚して31年が経った。子供もそれぞれ独立した。昨年6月には養母が、今年3月には養父が亡くなり、今は、妻と二人だけの生活になってしまった。
長く病んでいたので、何か寂しい毎日であり、気持ちの整理がつくためには、もう少し時間が必要である。
議会に出させていただいて7年、毎日が市民の皆さんからの深刻な相談と、議会や自治会等の会議、陳情や要望の実現ために朝から晩まで奔走している。 これからが、市民の皆さんのお役に立てる年齢であり、一生懸命に頑張らなくてはいけないと決意をしております。私は、苦労をかけた実母が健在です。今までの苦労に心から感謝しながら、少しでも親孝行をしなくてはと思うこの頃です。
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