介護保険料の減免と利用料の2%軽減を全市に拡大する
県知事選挙の行動は常識的に判断する
金井議員 県知事選挙に向けて11市長が情報交換したと報道されている。市長の対応と今後の行動についての考えは。
母袋市長 会議には市長の立場で参加した。県政のあり方は市政に大きく影響する。理念を共有できる県政であって欲しいと願う。今後も常識的に判断して行動していきたい。
新上田市の市議会議員選挙違反は金銭により有権者の行動投票を左右しようという意向があった
金井議員 選挙違反事件はまことに残念である。新議員の辞職にまで及び逮捕者と有罪判決も出ている。どこに問題があったと捉えているか、今後の再発防止対策についての考えは。
鉄矢選挙管理委員長 当選の見込みが不透明な中、候補者とその周辺に金銭による有権者の投票行動を左右しようとする意向があったことが違反の一因。政策を堂々と公開で論じる選挙気風の醸成を地道に進め、違反の再発防止に努める。
平成18年度の国民健康保険税の値上げは10.6%に
金井議員 国民健康保険税は昨年も値上げされた。平成18年の収納率は74.63%であり、滞納金額は約10億8千万円である。国保税が高くて払えない状況である。値上げをすれば一層滞納が増えるが、値上げと今後の状況の考えは。
大井健康福祉部長 国保会計の収支は悪化してきている。可能な財源を見込んだ上で、一般会計、国民健康保険基金からの繰り入れという二つの財源を充当することにより、保険税による負担を最小限に抑えた上で税率改定をした。
介護保険料の減免と利用料の軽減は新市に拡大
金井議員 新上田市になっての介護保険料の減免と、利用料の軽減対策についてはどうなるのか。
大井健康福祉部長 所得の少ない人の負担を軽減するため介護保険料の減免と利用料の軽減を新市に拡大して実施する。利用者負担10%のうち2%を軽減する。21種類に。
市政報告会で熱弁を振るう金井議員=5月20日、国分公民館 |
社会福祉協議会の介護保険事業からの撤退の考え尊重
金井議員 上田市社会福祉協議会はヘルパー発祥の地として、昭和31年「家庭養護婦派遣事業」が始まった。10月からホームヘルプサービスと入浴サービスから撤退するというが、「住民と共に歩んだ50年の歴史」を閉じるのはあまりにも拙速すぎる。市はどのように受け止めているのか。
大井健康福祉部長 地域福祉の拠点として、地域全体の福祉レベルの向上という視点に立って、事業からの撤退を決定したと聞いている。組織の決定なので市としては尊重したい。
長野病院の問題は広域レベルの論議をすすめていく
金井議員 長野病院は常勤麻酔科医がいない状況が長く続いている。救急車も受け入れてもらえない。住民にとっては不安だらけである。上田市が運営する等の安心できる市民病院についてはどのように考えるか。
母袋市長 上田市の単独だけで解決できる問題ではない。病院をはじめ、上小地域の首長あるいは関係機関と連携して最善の方策をとっていく必要がある。長野県がイニシアチブをとるべきである。県に積極的に働きかけをしていきたい。
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上田市の耕作放棄地は608.7haで5.6%増える
金井議員 国がすすめている農政改革では、ごく一部の大規模農家だけに限定する農政になってしまう。価格安定対策をやめ、助成金を一部の大規模農家や法人、個人では4ha、集落営農では20ha以上に支給する仕組みに変え、7割以上の農家は対象外になる。市の認定農業者は166人、農業法人は2、経営面積4ha以上の農家は41人。全体で209人しか対象にならない。国の施策をすすめると、一層の耕作放棄地が生まれる。市の耕作放棄地の実態と今後の対策は。
大沢農政部長 平成17年度608.7ha、12年度と比べで32.6ha増えた(5.6%増)。学校給食の野菜の栽培、丸子地域の加工用ブドウ団地造成、ほ場整備農地で耕作されない26haの復田への支援を計画的に行っていく。
耐震診断の未実施の学校の調査を行う
金井議員 「公立学校施設の耐震化の促進について」の通知が出されている。今後の耐震化の推進計画は。
中村教育次長 今年度、丸子、真田、武石の調査結果を見ながら、耐震補強必要と判断されたところを優先的に行う。
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