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NO.107 2003年3月18日
発行:日本共産党上田市議会議員
金 井 忠 一
E -mail chuichi@po2.ueda.ne.jp
http://www2.ueda.ne.jp/~chuichi/

介護保険料大幅値上げに(平均月額2,356円が3,098円に31.5%増)

・・・低所得者対策として第2区分の人を第1区分に下げる(約250人が対象に)・・

 3月市議会定例会は2月25日招集され、3月3日から5日まで一般質問が行なわれました。
金井忠一議員は、
第1に、医療・介護と福祉の充実について(・医療制度について・介護保険について・障害者支援費制度について・子育て支援について)、

第2に、 ごみの減量と燃やせないごみの有料指定袋の導入について(・なぜ燃やせないごみも有料化するのか・行政の責任放棄ではないか・市民がプラスティックを家庭で減量できる対策はあるか)、

第3に、 神川地域の歴史と文化を生かした地域振興対策と環境保全について
(・信濃国分寺、史跡公園、農民美術と地域振興対策について・信濃国分寺駅の開業による効果について・グリーンベルトの保存と活用について・神川の活用について・地区防災センターについて)
の3項目を市長並びに関係部長に質しました。・・・
金井忠一議員3月議会 一般質問(概要)・・詳しい内容はこちら・・
介護保険について・・・
介護保険料の低所得者対策として、第2区分の8700人うち約250人を軽減して第1区分にする。財源は基金を取り崩す。 
金井議員 前沢健康福祉部長
今回の見直しにより、保険料は平均月額2,356円が742円(31.5%)増の3,098円に大幅な値上げとなる。
 低所得者対策としてはどのような努力をしたのか。又、市が独自の対策として実施してきた利用料の軽減率が5%から3%に引き下げられ、お年よりの負担が重くなる。
今まで受けていた必要なサービスを受けられるような対応は。
 低所得者への対策が必要と考えている。市独自の軽減策として、保険料区分2の市民税世帯非課税者に該当される方、約8,700人のうち、特に収入の低い方約250人を対象に、年額27,900円を保険料区分1に軽減したい(区分1の保険料は年額18,600円)。財源は介護保険基金を取り崩して対応したい。

 低所得者の利用料については、国の軽減策は平成15年7月から軽減率7%を4%に減らし、16年度で終了する見込である。市の軽減策については、平成15年度から5%を3%に引き下げ、平成17年度まで実施して行きたいと考えている。
学童保育について・・・
市の事業として明確にし、施設についても、経費についてもより安定した形で運営ができるようにする。利用者負担の公平化、軽減化を図るため公設民間委託を実施していく。
金井議員 前沢健康福祉部長
学童保育について、4月から公設民間委託が導入されるがどのようになるのか。
 施設を公設にすることにより、移転の場合等など公的施設での実施も可能になるなど利用者にとっても、学童保育にとっても施設面での不安が解消される。

 運営についても、委託料が運営実態に見合ったものになる事により、児童数によって大きく左右されていた学童保育所の運営がより安定し、保育料が統一されることにより、利用者負担の公平化、軽減化が図られることになる。
ごみの減量と燃やせないごみの有料指定袋の導入・・・
内容は、プラスティックごみ用30gは原価で透明ポリエチレン製。その他ごみは10g35円、30g50円、半透明ポリエチレン製で記名。
金井議員 松沢市民生活部長
持続的なごみの減量には効果の少ないことが実証されている有料化の方法を、なぜまた燃やせないごみにも導入するよう審議会に諮問したのか、その根拠について伺う。
意識の向上と、排出抑制の道義付けを行い、排出量の減量と、処理費用の削減を図りたい。ごみの量を減らす努力をしている人と、依然として大量消費・廃棄している人のごみ処理負担の公平性の確保をしていきたい。
・・・神川地域の歴史と文化を生かした地域振興対策と環境保全について・・・
金井議員 内藤教育次長
信濃国分寺・史跡公園、農民美術等の地域振興策で、現在考えられている施策は。

 信濃国分寺資料館では、3月21日から4月13日まで、神川小学校の「山本鼎先生の部屋」に展示保管されている農民美術や児童自由画と、さらに記念館・博物館に貯蔵されている資料あわせて60点を展示して「山本鼎と児童自由画展」を初めて開催する。
 
史跡信濃国分寺の整備は、昨年発足した保存整備計画策定委員会、または文化庁と協議して、遺構を継続調査するか、当初の予定通り南大門付近を調査するかについて決定し進めていく。委員会は5月に開催。
土屋商工観光部長
 現在、地元信濃国分寺駅利用促進協議会の皆さんと協議を重ねてきている。地域の皆さんのご協力をいただきながら、地域を回遊できる歩行者案内看板の設置、国分寺資料館などのイベントや地域の祭りをできるだけPRして誘客を図りながら、地域振興に結びつけてまいりたい。
金井議員 石黒都市建設部長
 3月29日で一周年を迎える、しなの鉄道「信濃国分寺駅」開業による、地域に果たしている効果について。
 開業以来、昨年12月までの乗降客は、19万人あまり。1日あたり686人が利用している。1月の八日堂縁日には二日間で約7,300人の乗降客があった。
高齢者が単独で市街地への買い物や、温泉施設への利用も楽になり、地域の皆さんの利便性が高まっている。

金井議員

石黒都市建設部長
 現在のグリーンベルト地帯の状況、今後の保存と活用の取り組みの考えは。
 積極的に保全対策を進める必要がある。昨年は、山林の現況と所有者の調査を行なった。本年度は、これをどのように活用して行くか、区域を選んで山林の所有者にも直接意見を聞いて方向を決めていきたい。
金井議員 石黒都市建設部長
 神川において、地域から要望のある、自然を利用し、川に親しむことができるような空間を設置する考えは。
 地元振興会と自治会連合会から、神川デイサービスと児童センターの前面にある神川を活用して緑地等の整備をしてほしいと言う要望を戴いている。
 建設事務所、地元の関係者と市で具体案の検討を進めている。維持管理の方法も含めて検討し、できるだけ早く実施できるように努力していきたい。
金井議員 大久保消防部長
 多くの歴史的遺産のある神川地域を守っていく中核となり、地域コミュニティの施設となるような地区防災センターの設置についての考えは。
 二年間地元振興会、自治会連合会から建設の要望があり、今後も地元の関係者と研究を進めて参りたい。
「忠ちゃん便り」小冊子好評発売中 1冊500円 過去の便り1号〜100号私の議会報告集
 『継続は力なり』忠チャン便りもおかげさまで毎月2000部を発行するに至りました。
多くの皆様に広がっていく中で始めて呼んでくださった皆さんから「今までの物も、読んでみたい」という声を聞くようになりました。
 そこで今回100号の発刊にあたり、一区切りとして今までの『便り』をまとめて、冊子として出すことにしました。
 今回の小冊子の発行を、2期8年間の議会報告のまとめにして、これからも「市民の皆さんのお役に立てる」議員活動をできるようがんばりたいと、決意を新たにしています。
『今後の日程』
3/18 第一中学校卒業式、上田市小泉ふれあいホーム開所式
19 神川小学校卒業式、3月市議会定例会最終日
20 岩下地区障害者福祉施設等整備計画懇談会
21 父一周忌・母三回忌法要
3/21〜4/13 国分寺資料館企画展「山本鼎と児童自由画展」
23 高村京子県会議員を励ます「女性の集い」
25 国分保育園卒園式、上田市傷痍軍人会定期総会
26 「下堀自治会」市長陳情
27 真田町外一市一町共有財産組合議会
28 上田市産業開発公社通常総会、国分自治会代議員会
29 講演会「神川小学校の児童自由画展」(国分寺資料館)
平成15年度上田市交通安全協会神川支会定期総会
4/2 国分保育園入園式
3 第一中学校入学式
4 神川小学校入学式、長野県議会議員選挙告示
6 上田市聴覚障害者協会第3回定期総会(福祉センター)
8 八日堂信濃国分寺「お花まつり・大般若経転読会」
13 長野県議会議員選挙投票日
20 上田市議会議員選挙告示
27 上田市議会議員選挙投票日
900人の参加で行なわれた共産党演説会(3/2市民会館)
上田副委員長、高村県議と参加者に訴える(左から3番目)
 
ひ と こ と(忠)
多くの体験をした八年間であった

平成7年1月10日、市議会議員選挙に立候補するために市役所を退職して8年が経った。この間、二男が大学へ入学し卒業した(お金が大変で銀行から借入れ、二男が現在も返済中)。長女結婚、長男結婚、長男に子供が二人産まれる。二男結婚する。長女に子供一人産まれる。養母は肺がんになり、5年間に4回も佐久病院で手術をした。父の看病をしながら、自らも入退院を繰り返してきた毎日であった。しかし、平成13年6月3日、後に残る夫のことを心配しながら亡くなる。一方、養父は三回も脳梗塞で入院した。

 目が見えなくなるなど1級の視覚障害者となる。痴呆が進み、常田デイサービスや生協診療所のデイケア、塩川の敬老園、小諸の国立療養所のお世話になってきた。7年間の長い闘病生活であったが、平成14年3月21日に亡くなった。
 最後はどこの施設でも受入れてもらえる状態でなく、家族介護になり、どちらが倒れるかというギリギリの状態が毎日続いた。

 ご近所の皆さんや、親戚、施設の皆さん、お知りあいの皆さんにご協力戴き励まされました。三人の子供達にも支えられ、頑張ってくることができた八年間であった。今度は、そのご恩返しをしなければいけないと心に誓って、三期目の激烈な選挙戦を戦い抜きたい。